メンバーの活動からイベント運営、Club阿闍梨の活動など
お待たせしました、秋のチャレンジ!ナビゲーション、small step navigation、他メンバーが携わるイベント、講習について掲載しました。申込みについては準備が整い次第お知らせします。
秋のアウトドア、ナビゲーションスポーツシーズンに向けてみっちり練習&楽しみましょう!!
===
2024.9.7-8 朝霧マウンテンオリエンテーリング2024(静岡県)
9.7-8 JOA主催ナヴィゲーション講習・スキル検定シルバーレベル(大阪府)
9.21(sat) ガッツ直進&歩測 気分は100本ノック
9.28(sat) OMO2024レギュラーを周る(シルバーレベル+@)
9.29(sun) small step navigation 徹底的にサムリーディング
10.5(sat) Shin Murakoshi 50 years with orienteering 飯能マウンテンオリエンテーリング
10.12(sat) ガッツ直進&歩測 気分は100本ノック
10.14(mon・祝) small step navigation目測・歩測
10.19(sat) 柳下とナビゲーションスキルアップ(ゴールドレベル)
10.26-27 JOA主催ナヴィゲーション講習・スキル検定シルバーレベル(埼玉県)
11月 small step navigation 道に頼らず尾根谷鞍部とコンパス様様
12月 古地図イベント
===
2023シーズンを終えて 稲毛日菜子
■ご挨拶
いつもたくさんの応援と温かいご支援、ありがとうございます。
今シーズンの振り返りは7月にスイスで開催された世界選手権(WOC)が全てと言えるくらい、自身の集大成と位置付けて活動してきました。初めて出場してから10年が経ち、2021年大会でも目標に及ばなかった結果も踏まえ、これまでと同じ方向性の努力や準備では掲げた目標にはいつまでも届かないことを痛感していました。自分で作っている限界を超えて未踏のレベルに達してみたいと、前年の秋から何度も国際レースやトレキャンに通い、大会直前期は一ヶ月以上ヨーロッパに滞在しWOCに向けて準備をしました。日々全ての時間をオリエンテーリングの上達に注いで心を燃やし、競技の奥深さと勝負の厳しさにもがきながらも、強烈な経験ができたシーズンでした。
■活動報告
<世界選手権@スイス>7/11-16
ロング 41位
ミドル予選 16位(ボーダー直下)
ミドル決勝 47位(国枠で出走)
リレー 1走18位(日本チーム20位)
目標としていたロング30位台、ミドル予選自力突破という順位目標には、どちらもあと数十秒足りませんでした。一方で、ロング、ミドル予選、リレーの3レースは自身最高順位となり、確実に地力が上がったことは証明されました。また、これらの結果も含め日本チームとして国別ランキングのグループが1つ昇格となったことは大いに評価できると思います。
レース内容は良いところも悪いところもありましたが、ミスを最小限で押さえた判断力やその後の立て直し、1年前は困惑していた難易度のレッグをこなせた時の純粋なオリエンテーリングの楽しさはしっかり記憶に残っています。世界の代表選手達と同じレースを「走っている」のではなく「競っている」と思えたのも成長でした。
相当の熱量を注ぎ何度も挑戦し続けたからこそ得られたと思う結果を誇れると同時に、これだけの努力と実力では求めていた順位には届かない厳しさを改めて突きつけられました。目標が高く、想いが深くなるほど、トレーニングや途中経過には苦しく悩むことも増えたけれど、それでも、このレース1本に懸けて生きてきた価値があると思える、それが世界選手権の舞台でした。
<ヨーロッパ遠征@スイス・フランス>5/26-7/10
世界選手権を最高の仕上がりで迎えるため大会までの約6週間、スイスでの公式トレーニングと各国の選考レースにもなるテストレースに参加し、その後は隣国のフランスを移動しながら武者修行をしました。35日分の有給休暇を全放出させてくれた会社の理解や、たくさんのお肉募金やご支援、そして全行程を共にしてくれた伊藤樹選手など多くの協力に支えられ、長期遠征を実現することができました。
毎日が本当に濃密な日々でしたが、中でも、テストレースロングで過去一と言える良い走りができ初めて30位台が現実的な目標と感じられたこと、フランスの激難テレインで昨日も今日も大ツボリしながら何度も自分の技術の限界と向き合い続けた経験は宝物です。
遠征期間中の様子やレースレポートを4本の動画にまとめていますので、お時間があれば見てくださると嬉しいです。(これらはご支援いただいた方に遠征中配信していた限定公開コンテンツです。概要欄に過去3本分のリンクがあります。)
<全日本選手権>
ミドル、ロング 女子選手権クラス 優勝
リレー 女子選手権クラス 神奈川県チーム 3位
スプリント ポストスルーにより失格
秋に行われたミドル・ロングの全日本大会は、香港や複数のヨーロッパからたくさんの海外選手の参加があり例年と一味違う盛り上がりや緊張感がありました。
特に4連覇をかけていたロングは世界ランキング上位の選手もいる中で、序盤から攻めた走りで勝負をかけて全体のトップで優勝できたことは、とても良い経験になりました。
<その他レース>
2024/1/28 勝田フルマラソン 3:17:23(初PB)
2024/3/2 OMO奥武蔵マウンテンオリエンテーリング エリートソロ 優勝(参考記録)
2024/3/23 OSJ新城トレイル32km 女子総合4位
今期は夏のWOCにフルフォーカスしていたため、秋以降は空気が抜けた風船のようになってしまい、その他競技への参加も少なくなりました。自分にとってWOCへの夢がいかに大きく日常の活力となっていたかを実感しました。2024年に入ってからは今まで避けてきた長距離のレースにいくつか挑戦し、普段と違う出力や集中力のコントロールに苦労しながらも一定の結果を残すことができたことは嬉しく思います。
■最後に
今期をもってTEAM阿闍梨のサポートアスリートを卒業することとなりました。
2018年から長きに渡り活動を応援し支えてくださり、心から感謝申し上げます。アスリートとしての自覚と自信を与えてくれただけでなく、多くの新しい関りや挑戦の機会をいただいてきました。また、コロナ禍で大会シーズンが遠くモチベーション維持も大変だった時、常に応援してくれる存在がいることはとても有難く心強かったです。今後も全日本大会や12月にタイで開催されるアジア選手権は優勝を狙っていますし、地図読み&ナビゲーション好きな皆様といろんな場で交流していきたいと思っております。まだまだ私のオリエンティアとしての挑戦は続きますので、これからもよろしくお願いいたします。
4/27(土)~5/6(月)まで事務局はお休みとなります。この間ロゲイニング地図等の発送、メール対応等はできかねます。
ゴールデンウィーク中にそれぞれのロゲイニングを楽しみたいという方は、お早めにお申し込み・お振込みを願います。
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
今後のTEAM阿闍梨のオンライン・フィールドイベントです。来週早々には申込受付予定。
トップページからご確認ください。
4/18(木) オンライン村越真50周年記念トーク 第5回「アウトドア界への挑戦」(村越、田島でおしゃべりしますよ)
4/29(月・祝) 東京アーバンアドベンチャー2024(申込締切)
5/11(土)チャレンジ!OMOエリート
柳下が講師を務める限定6名のスペシャルイベント。JOAナヴィゲーションスタンダードゴールドレベルを予定
5/18(土)チャレンジ!ガッツ直進気分は100本ノック
5/19(日) スモールステップナビゲーション 地図の持ち方、コンパスの持ち方、サムリーディングってなに?
5月 村越真50周年記念トーク 第6回「番外編:古地図ナヴィゲーションの世界」
(村越、田島でおしゃべりしますよ)
6/15(土)チャレンジ!ガッツ直進気分は100本ノック
6/22(土)横浜こうほくロゲイニング5時間オープニングイベント
6/23(日)スモールステップナビゲーション 目測、歩測
9月か10月 シルバーレベル OMO2024レギュラーを周る 一般向け
9月or10月 ブロンズレベル、関東か関西
10/5(土) Shin Murakoshi 50 years with orienteering 飯能マウンテンオリエンテーリング(仮称)
フリータイムで実施可能な飯能ひだまりロゲイニング2023は2024年3月末までの開催予定でしたが、好評にともない12月末まで延長することとなりました。4時間、6時間とも存分にお楽しみください。プランナーは柳下が務めています。
また地図の南端にある通行禁止場所の橋(清川橋)が3月1日より再開通したことに伴い、ロゲイニングでも通行可能となります。新規地図、Navitabiniには反映予定です。
奥武蔵マウンテンオリエンテーリングへのご参加ありがとうございました。
記録を見ますと、エリートでは制限時間5時間以内が7人、順位がついた一般参加の方に限れば3人という結果となりました。かくいう私も26秒差で完走を逃しました。コースのハードさには議論はあることと思いますが、オリエンテーリングとは違った、限界まで挑戦する楽しさと達成感を味わうことができたのではないでしょうか。完走できなかったことも、次へのモティベーションのスパイスにしていただければと思います。参加者の皆様の協力で、全員無事帰還し、フィニッシュ閉鎖後も速やかに競技を終了することができました。一人一人が限界に挑戦しつつ節度ある行動をすることが、限界に挑戦する環境を守ります。その意味で、今回のイベントは運営者・参加者の皆様全てが成功の担い手であったと言えるでしょう。運営にお手伝いいただいた方々にもお礼申し上げます。
余談になりますが、今回の競技エリアは鎌倉期から戦国に至る武将にまつわる伝承が豊かに残るエリアです。6→7を含む稜線には、義経が山々の美しさに振り返りながら北に向かった伝説のある顔振峠があります。また、エリートの9~11の谷間や山中には、江戸城の築城者として知られる太田道灌に因む史跡が多く残されています。戦国の世にあって34戦無敗の太田道灌の銅像は越生駅前にも立っています。もし見るのを忘れた!という方は、ぜひまたお越し下さい。
イベントサイト:奥武蔵マウンテンオリエンテーリング2024(OMO2024)
TEAM阿闍梨ではナビゲーションスキルをより高めたい、楽しみたい、学んでみたい方々へ講習やイベント、練習会などを開催しています。いよいよチャレンジ!ナビゲーションは11年目に突入し、TEAM阿闍梨として初めて2005年に巾着田で奥武蔵レクロゲイニングというイベントを開催してから19年経とうとしています。この間に多くの方々がナビゲーションにチャレンジし親しみ、その輪が増えていくことをとても嬉しく思っています。
我々もマイペースですが、まだまだたくさんの試みや楽しいこと、ナビゲーションを通してみなさんと共有していけたら嬉しいです。
さて、2024年前半のスケジュールが決まりました。お時間あるかた、一緒に学び遊びましょう。
TEAM阿闍梨主催、メンバーがメインとして携わるものを掲載します。イベント・情報は随時updateしていきます。
2024年
1/21(日) チャレンジ!地図読み基本のき(JOA認定ナビゲーションスキルブロンズ)
3/2(土) 奥武蔵マウンテンオリエンテーリング2024(OMO2024)
3/16(土) Shin Murakoshi 50 years with orienteering 東京古地図×地形萌えRun いざ鎌倉!
3/23(土) チャレンジ!地図読み基本のき(JOA認定ナビゲーションスキルブロンズ
4/13-14(予定) JOA主催ナヴィゲーション講習・スキル検定シルバーレベル
4/29(月・祝) Shin Murakoshi 50 years with orienteering 世田谷で古地図(現代地図)ロゲイニング
6/1-2(予定)JOA主催ナヴィゲーション講習・スキル検定ゴールドレベル
5、6月(予定)チャレンジ!コンパス直進、気分は100本ノック
2022シーズンを終えて 稲毛日菜子
■ご挨拶
いつも温かい応援と変わらぬご支援、ありがとうございます。
オリエンテーリング界でも約3年ぶりに国内外の主要大会がフルで開催され、選手活動にも活気と刺激が戻るとともに充実した2022シーズンとなりました。
個人としては昨年冬に発症したアキレス腱炎が長引き、スプリントの世界選手権は代表選考会を辞退せざるをえず苦しい時期もありましたが、夏には2回のヨーロッパ遠征を行い、そのなかで精神的にも技術面でも成長を実感することができました。秋以降の大会シーズンでは良い結果も悔しい内容もありつつ、来期へ繋がる走りだったと感じています。
また、JOA主催のオンライン企画やナビゲーションレースに参加した際のレース振返りで何度かお話しできる機会があり、各地の大会会場でお声がけをいただく場面が増えました。そんな温かい応援の言葉が、足が止まりそうになった時に諦めず次の一歩を出す力になっています。
現在目指している2023年のWOC(世界選手権)は7月上旬にスイスにて開催されます。選手として成熟してきた実感もあるので、今年こそ目標を越える走りで日本の皆さんに感動を届けられるよう、引き続き精進してまいります。今後も応援よろしくお願いします!
■活動報告
<全日本選手権>10/10-11 2/4-5
ミドルディスタンス 女子選手権クラス 準優勝
ロングディスタンス、スプリント、リレー 女子選手権クラス 優勝
2年連続4冠はなりませんでしたが、ロングとスプリント(15回の歴史の中で史上初)で3連覇を達成しました。特にロングは、個人の重要大会で恐らくインカレぶりに優勝想定タイムを破って優勝することができ嬉しく思います。一方ミドルは国際レースにも匹敵する難易度と面白いコースでしたが、実力不足で終始ただ走り回るだけで終わってしまい不甲斐ない限りでした。
年々コースの魅力も大会の規模も成長している全日本の舞台で闘える幸せを噛みしめ、下からの突き上げに負けぬよう来年の真剣勝負も今から楽しみです。
<IOF Camp@スウェーデン>8/24-28
IOF初の試みである、発展途上の各国選手を集めた国際強化合宿に参加させていただきました。強豪国スウェーデンが過去に行ったナショナルチーム合宿のプログラムで量もレベルもハードな内容でしたが、伸び盛りの選手と競い励まし合いながら毎日成長が感じる実りの多い数日間でした。
幸運なことに長年憧れているKarolin Ohlsson選手(当時世界ランク5位)がコーチとして参加しており、直々に指導を受けることができたうえに一緒に走る中で理想のオリエンテーリングを経験したことは一生の思い出になりました。コーチングや合宿のノウハウなどは、帰国後の活動にも大いに活用しています。
<World Cup Final@スイス>10/1-3
ワールドランキングポイントの獲得(近年はランキングが本番のスタート順に影響したり、国の選手枠が増えたりととても重要な指標になっています)と世界選手権対策の一環として、ワールドカップの最終戦に参加しました。個人の2レースとリレーではメンバーの都合上男子クラスに出走し、タフな3連戦でした。日本からの参加は私のみだったこと、世界一物価が高い国なうえに円安だったこと、標高2000m前後の高地ダボスで滞在中ほとんどが雪か雨だったことなど厳しい条件の中で、移動や生活面では過去一過酷な遠征となりました。
それでも、国際レースで現状と目指すレベル感を肌で感じる機会はとても価値があり、テレインの特徴や鍛えるべき課題も得ることができました。終盤には気候も回復し、絶景に囲まれてオリエンテーリングができる日々は夢のようで、WOC本番にまたスイスへ飛ぶのがとても楽しみです。
<その他レース結果>
9/3-4 朝霧マウンテンオリエンテーリング 総合2位 (混合1位)
11/12-13 OMM2022 ストレートA 総合1位
12/4 奥武蔵マウンテンオリエンテーリング レギュラー1位
3/5 ハーフマラソン@昭和記念公園 女性2位 86‘29“
怪我から復帰に時間を要したこともあり他種競技への参加機会は少なくなりましたが、秋冬はいくつかのナビゲーションレースに参戦し、同じナビゲーション界でもよりタフ且つ多彩な楽しみ方を満喫しました。
冬の鍛錬期は原点に立ち返り純粋な走力強化に取り組み、その効果測定としてハーフマラソンを走りました。初めてのロードレースでしたがひとつの指標となるタイムは残せたと感じています。
■WOC2023に向けて
選考会に先駆けて、ワールドランキングがアジア最上位(2023年1月時点186位)の実績も含め代表内定をいただき、7度目の挑戦が決まりました。前回の2021年WOCロングで3度目の48位という結果で終わった後は自分の力はここまでかと限界を感じ、もう一度世界で闘う覚悟を決めるまで長く足踏みしてしまいました。そんな中、IOF合宿で自身も驚く成長ともっと速くなりたい気持ちを見つけ、周りからもまだ期待し応援してくださる言葉をいただき、挑戦を続ける選択をしました。この冬は継続的にトレーニングを積み前進できていると感じています。
ロングで30位台、ミドルで自力の決勝進出を目指します。皆さんに感動を届けられる走りと結果をお見せできるよう引き続き精進してまいりまので、応援よろしくお願いします。
https://www.teamajari.com/rogaining/kawasemi2022/
柳下がコースプロデュースしたかわせみロゲイニング2022、4時間の部、6時間の部を用意しています。いつでもお好きな日、時間にチャレンジOK。2023年3月までの開催です。
なお、事務局は12/28(水)より2023/1/9(月)までお休みとなりますので、冬休み中にやりたい!という方はお早めにお申込み、お振込みいただけたら幸いです。
発売中の山と渓谷9月号は読図の特集。田島が監修を務めました。
https://www.yamakei.co.jp/products/2822901574.html
読図の基本をテキストとして学び、実践は10月に小泉や村越が講師を務めるJOA認定のナビゲーション講習を受講するのはいかがでしょう。
https://www.orienteering.or.jp/ni/index.html
アウトドアフィールドでみなさんのお役に立てますように。
2022年10月2日(日) 大阪府箕面市にて関西初のチャレンジ!ナビゲーション2022 地図読みきほんのき 開催
https://www.teamajari.com/seminar/challenge2022/1002/
テーマ
地図読みの基本をしっかり学びながらフィールドを歩こう
これからナヴィゲーションスポーツをしてみたい人、登山やアウトドアアクティビティで地図読みの技術を身につけたい人、基本を学びながらフィールドを歩いてみましょう。本を読んだり友達から教わったりなんとなく知っている地図読みの技術を一度整理してみませんか。自らスキルを身につければ安全管理はもちろん、もっとナヴィゲーションスポーツやアウトドアフィールドを楽しめるでしょう。本講習会を受講するとJOA ナヴィゲーションスキル・ブロンズレベルの認定を受けられます。
(公社)日本オリエンテーリング協会(JOA)のナヴィゲーション・スタンダードに沿ってナヴィゲーション・インストラクター(NI)養成講座認定講師(マイスター)である小泉を中心にNI資格を持ったアシスタントらが講習をサポートします。
ブロンズレベルのJOA認定バッジ
(公社)日本オリエンテーリング協会(JOA)認定 ナヴィゲーションスキル検定ブロンズレベルを授与
TEAM阿闍梨では2018年よりJOAのナヴィゲーションスタンダードをもとに講習を行っています。
JOA認定の講習・検定は、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3つのレベルに分けられます。それにより、道迷いを防ぐナヴィゲーションスキルを無理なく習得する仕組みになっているのです。また山のグレーディングとナヴィゲーション・スタンダードを結びつけることにより、自分の力量にあった山登りができます。
本講習を受講すると、JOAよりナヴィゲーションレベル・ブロンズの認定を受けられます。
スキル検定の詳細についてはこちらからご覧ください。
http://www.orienteering.or.jp/ni/seminartest.html
講座のレベルについて~ブロンズレベル~
地図に描かれた登山道を、道標がなくてもおおむね不安なくたどることができるレベル。山のグレーディングで難易度Bレベル対応したナヴィゲーションスキルです。
地形図の最低限の約束事の理解
大きな地形や方向感覚でルートを維持できる
道の形や建物などの人工的な特徴物が地図と現地で分かり、それにより現在地の把握をすることを学びます。
検定はなく、講習受講後に認定されます。
7/13(水) 21:00~ zoomにて
主催者の野川のカルガモさん、5時間の部総合優勝の飯野さん、2位の入江さん、そして3位だったリーダー村越で、サロンっぽくおしゃべりを開催。
(録画はしないかもしれません)
お楽しみに!
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/89188504051?pwd=OVZMNERXWHJXSHRmRXB6UjczMWtXQT09
ミーティングID: 891 8850 4051
パスコード: 231249
6/18-19 石川県で開催されたOSJ山中温泉トレイルレース 80kで柳下が年代別3位で表彰台に(総合12位)。おめでとうございます!
今季はようやく大会開催が各地でされるようになってきており、この大会は昨年開催分のスライドとのこと。レース当日は気温がぐんと上がり、厳しいコンディションで、柳下はレース途中水切れを起こし大変だったようだ。
古くからのオリエンテーリング仲間であり、OMM JAPANではエリートストレートで優勝争いを演じている円井選手は柳下から遅れること5分で総合14位。
レースリザルト
http://www.powersports.co.jp/osjtrail/22_yamanaka/result.html
5/28チャレンジ!ナビゲーション2022地図読みきほんのき
当日の写真を掲載しました。
https://www.teamajari.com/photo/20220528/
2年ぶりシリーズ春の開催。JOA認定ナヴィゲーション・マイスターの資格を持つ田島を中心に同じくJOA認定ナヴィゲーション・インストラクターのClub阿闍梨の木村さんとともに、基本を中心に1日みっちり行いました。希望者にはJOA認定のブロンズレベル認定証とバッジが授与されました。
ハイカーからトレイルランナーまで様々な顔ぶれとなった15人。最初の地図からの情報の読み取りはどうかな?と思っていましたが、最後の方ではナビゲーションに必要な情報を的確に読み取り方向の確認、現地との対応、現在地把握ももきちんとできました。みなさんブロンズレベルは十分すぎるくらいです。
秋には静岡で小泉を中心に同じように基本のブロンズレベルのチャレナビ開催を予定しています。関東では7月にコンパス直進練習の講習ができるか調整中です。予定が決まり次第、ウェブサイト、SNSでお知らせします。
イベントは無事終了しました。ご参加のみなさん、ありがとうございました!
1日を動画でまとめました
武蔵野台地の湧水と言えば井之頭、善福寺、そして三宝寺池。そんなエースに隠れて目立たないものの、正統派、そして湧水量でも実力ナンバーワン、白子川と1日1万トンの湧水量を誇る落合川湧水群を巡る30超キロのコースです。「超絶湧水!」を体感せよ!
現代地図でも古地図でも地図を片手にナビゲーションしながら東京の名湧水を訪ねましょう!
日時:2022年4月30日(土)
スタート:西武池袋線東久留米駅西口
フィニッシュ:JR中央線吉祥寺駅周辺
コース直線距離:23.4㎞(実距離約36㎞)
事前に地図等資料をお送りします。ご自身の好きな時間にスタートしてください。フィニッシュ後はそれぞれ解散してください。
朝7:00~8:00の間はリーダー村越、田島がスタート場所に待機しています。古地図ナビゲーションのコツやNavitabiの使い方についてアドバイスします。2人は8時過ぎにスタートしていきます。
(この日は企画者リーダー村越の誕生日でもあります)
東京湧水めぐり60 メインサイト https://www.teamajari.com/event/tokyo60sprigstour/
本コースの遊び方と利用上の留意点
NaviTabiの使い方(購入者のみ使用可)
紙地図では隣接するいくつかのポイントが記載されていますが、NaviTabiではそのうち1つのポイントが記載されています。
一般的注意
プレイ終了せずに継続したままにしてしまうと、フィニッシュし忘れたときに位置情報が追跡され続けてしまい、自宅などの位置が他人に公開され続けるのを避けるためです。
【個人情報の取り扱いについて】
主催者は個人情報の重要性を認識し、個人情報の保護に関する法律及び関連法令等を厳守し、主催者の個人情報保護方針に基づき、個人情報を取り扱います。
送付資料の内容
申込&お支払方法
1 下記フォーマットからお申込みください。複数枚必要な場合は、備考欄へ記載ください。
2 代金を下記口座へお振込ください。
日本郵便振込み 記号番号
振替:00110-6-392300 アジャリ
銀行振込:
ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
当座口座 392300 アジャリ
3 1,2の手続きの完了の確認が取れ次第、1週間以内に日本郵便のクリックポスト、あるいは普通郵便にて発送します(送料無料)。自動返信メール、申込・振込受付メールはありません。10日近く経ってもお手元に届かない場合は、お手数ですがご連絡ください。
rika7@teamajari.com (田島)
(スマートフォンから操作の場合、まれに申し込みが届かない可能性があります)
少しずつイベント、講習を再開していく予定です。今のところ以下の通り。詳細が決まり次第改めてお知らせ、掲載していきます。
2022.4.30(sat) 古地図イベント 超絶湧水かそれともハイパー湧水か
2022.5.15(sun) 日高かわせみロゲイニング2022オープニング
2022.5.28(sat) 地図読みきほんのき(JOA認定ブロンズレベル授与あり)
2022.6.11-12 M-nop主催 ナビゲーションアスリートトレーニングキャンプ(静岡)
2022.6.25-26 地図読み講習基本から実践へ 講習・スキル検定(合格者にはJOA認定シルバーレベル) JOA主催の可能性あり
2022.7.2(sat) チャレンジ!コンパス直進100本ノック
2022.10 ガッツ!ナビゲーション(中級~上級)
2022.12 奥武蔵マウンテンオリエンテーリング2022
みなさんと楽しくチャレンジングな時間を過ごせますように。
いつでも都合な日、都合のいい日にフリーで地図を片手にナビゲーションできるよう提供している東京湧水めぐり60、日高かわせみロゲイニングですが、軌跡・記録をとるアプリ:Navitabiに仕様変更がありましたのでお知らせします。
コース使用については購入者のみにお知らせしていたパスコードをインプットしてNavitabiを利用していただいていましたが、1/24にパスコード機能は廃止となります。イベントについてもアプリから見られなくなるとのことです。
今後については、地図に印刷されているQRコード経由でこれまで通りにNavitabiのイベントコースにアクセスできます。コースを周るときにnavitabiを使用するのであれば、地図にあるQRコードを読み取ってスタートしていただきましたら幸いです。
ご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。
東京湧水めぐり60 番外編:立川コンプレックス
https://www.teamajari.com/event/tokyo60sprigstour/
リリースしました。
ちょうど1年前に、好きな日、好きな時間に訪れることができるように、明治時代の迅速図・現代地図・Navitabiを使って東京の湧水60か所をめぐるコースを作りました。
1年経った今なおコロナ禍は続き、遠出しにくい日々が続きますが、マイクロツーリズムとして、ご近所の方やランやナビゲーションを楽しみたい方々に楽しんでいただけたら幸いです。
基本的に立川崖線を辿るこのコースは、古地図でのナビゲーションが慣れていない人、ランは好きだけどナビゲーションはまだこれから、コンパスの使い方をきちん練習したいといったビギナーの方にもおすすめです。
立川崖線の地形を利用した方向維持、コンパスを利用した方向維持の練習になります。
たっぷりと水量がある湧水を楽しむのは今の季節が良いかもしれません。朝早いスタート、前半は木陰沿いの緑道などで、涼を感じながら進めます。冷たい湧水でクールダウンもいいですね。
==コースプロフィール==
湧水めぐり番外編は、カインこと立川崖線の湧水、武蔵国における政と聖の中心地を生み出した湧水です。立川崖線以北には水田はほとんどなく、それ以南では水田がある、すなわち立川崖線こそが多摩川の低地と武蔵野台地の段丘を分ける境界なのです。立川崖線もその最下部では不透水走の上層群が地表近くにあるため、国分寺崖線に負けず劣らず豊かな湧水が得られます。
スタート:西立川駅南口(JR青梅線)
フィニッシュ:
JR谷保駅(ショートコース) 直線7.8km
JR府中本町駅(ミドルコース) 11.8km
JR西国分寺駅南口(ロングコース) 15.7km
西立川から谷保天満宮の常盤の清水で終えるショートコース、武蔵国府まで行くミドルコース、国府までいくなら国分寺でしょと、国分寺跡・真姿の池経由で西国分寺に戻るロングコースの3バージョンができるようにしてあります。
リーダー村越の61歳誕生日前日4/29までオープン期間とする予定でしたが、いまだコロナ禍は収まらず。まだまだミニマムツーリズムの一環としてお役に立てるのではないか、やっぱり湧水といえば初夏だよね、、その時期にぜひ訪れていただきたいということで今年いっぱいオープンすることにしました。
https://www.teamajari.com/event/tokyo60sprigstour/
周りきっていないかたがた、これからチャレンジしたい方、たっぷり時間があります。どうぞお楽しみください。急いでコンプリートしてくださった方々、ありがとうございます。
そして!全コースを周った方から踏破証のお申し込みがありました、2人目です!
すでに全コースまわったよーという方、どうぞ申請をお願いします。赤色立体地図の踏破証を進呈いたします。
https://www.teamajari.com/event/tokyo60sprigstour/completeaward/
リーダー村越、さらに番外編を企画しているようですよ。
TEAM阿闍梨がサポートしているオリエンテーリング全日本チャンピオンの稲毛選手。先日4/10-11の世界選手権日本代表選考会では、スプリント、ミドルディスタンスともトップを獲得。チェコで開催される世界選手権への切符をつかんでいます。
そんな稲毛選手が選考会を振り返り、世界への挑戦の日々をオンラインで話します。
進行は村越、お話を一緒に聞くのを田島が担当。
オリエンテーリングトップ選手の生の声をお聴きください。
詳細はこちらから。
1/12-1/24まで事務局はお休みとなります。この間お問合せ、発送作業等できかねますが、ご了承ください。
【東京湧水めぐり60】
この冬は湧水トリップを楽しむ方が多く、またお申込みもいただきありがとうございます。来週1/12(火)-1/24(日)の間は発送・お問合せはお休みとなります。この間にコースを周りたい!という方は、今週中のお申込み、お振込をお願いします。
TEAM阿闍梨では世界の舞台で活躍するオリエンテーリングアスリートをバックアップしています。多くのメンバーが日本代表選手として世界で戦い、その環境が厳しかったことを経験しているからこそ、若い選手を応援したい、そんな願いがあります。多くは活動資金を賛助することですが、それはイベントの収益からまかなっています。つまり、TEAM阿闍梨のイベントに参加していただいている方々からの参加費の一部が、彼女の活動資金になっています。よって参加してくださっているみなさんは稲毛選手のサポーターでもあるのです!!
そんな稲毛選手から活動報告が届いています。
■ご挨拶 稲毛日菜子
皆様こんにちは。いつも応援いただきありがとうございます。
今年はコロナの影響により大会はじめ様々な活動が制限されてしまいました。
優勝を目指していたアジア選手権含め相次ぐ中止連絡に落ち込む日々もありましたが、いつもと違うシーズンを受け入れ、黙々とトレーニングに励み鍛える期間となりました。
また、改めて大会に出走できることの有難さを痛感し、大会の運営者、それを盛り上げる参加者、受け入れてくださる地元など、関わる全ての方々への感謝への気持ちをより一層大切にしていきたいと感じました。
■大会報告
11月に重要大会が連続し、短く濃密なシーズンとなりました。開催された全日本大会は、全ての種目において優勝という結果を残すことができました。特にロングは、長年目標としていた選手と接戦になり、終盤の追い込みで勝負を制する思い出深いレースとなりました。
2017年以来の全種目制覇へあとひとつなので、2月に開催予定のスプリントは全日本ミドルで課題となった重要レースに対する精神面のコントロールを改善し臨みたいと思います。また、貴重なワールドランキング対象イベントでポイントを積み、フォレスト部門のランキングは自己最高の世界86位となっています(2020年12月現在)。
その他とりけもロゲイニング、EBOSHIスカイラン、奥多摩アドベンチャーレース等、山岳・ナビゲーションスポーツにも引き続き参戦し、各界の猛者達からたくさんの刺激を受けました。
オリエンテーリング全日本選手権
スプリント コロナにより中止(2021年2月に別テレインにて開催)
ミドルディスタンス 女子選手権クラス優勝
ロングディスタンス 女子選手権クラス優勝
リレー 女子選手権クラス優勝
■トレーニングについて
今年のトレーニング記録をざっくり振り返ります。
春から夏にかけては大会へのピーキングが不要だったので、トレーニングの量と時間を増やし長期間かけて身体を強くすることに重きを置きました。在宅勤務が導入され通勤時間が削減できたことをきっかけに、3-10月の月間トレーニング平均時間は、純トレーニング30、補助的な筋トレやエクササイズ10、地図読みや大会研究10と、前年に比べ各月10時間程増やしました。メインのランニングにおいては月間200~280km、割合的にはjogが多くなりましたが、毎週のメニューに坂ダッシュ(400m↑38m×5)やインターバル走(主に400m×10)を入れてスピード強化にも同時に取り組みました。
今まで距離を積もうとするとどこかしら故障し200㎞に壁を感じていました。トレ時間を増やすのと同じくらいトレ前後のストレッチや夜のマッサージに丁寧に時間をかけ、とにかく自分の身体を触り把握すること、また脚だけでなく腕や腹筋も強化し全身を使えるようにすることでこの問題を克服できたと思います。それでも8月に足底筋膜炎、9月に捻挫をし治療に費やす時期もありましたが、走れない日は室内バイクインターバルで心肺とパワー、自宅フィットネスで持久力のトレをしていました。
苦手な卓上トレはSNSで関連アカウントをフォローすることにより、携帯を開けば毎日地図を見られる環境をつくりました(instaglamはハッシュタグもフォローできるので#orienteeringがおすすめ)。フランスコーチのトレ日記で目指すレベルを再確認したり、スイスチームのトレキャン報告をWOCのテレイン研究に利用したりなど、常に新鮮で刺激的な情報を取り込み続けています。
■次の目標に向けて
昨年から2年計画で目指しているWOC(オリエンテーリング世界選手権)2021のロングディスタンス。開催は未だ不透明ですが、開催地チェコは実施の方向で準備を進めているので、私も参加できることを信じて突き進むのみです。
WOCへの大きな目標だけでなく、応援し期待してくれる方々の存在も強い支えとなり、このような状況下でもモチベーションを保ち活動することができました。来年はトレーニングの成果を発揮し、皆の予想を超えるような走りをみせたいと思います。
10/9(金)チャレンジ!オンライン2020 笑顔でただいまというために:山のリスクマネジメントでは、国際山岳ガイドの長岡健一氏がゲストとして登場することとなりました。
村越と長岡氏は、共著としてリスクマネジメントの本を執筆しています。専門家のお話し、楽しみです。
https://www.teamajari.com/event/co2020/rm/
PEAKS 9月号(エイ出版) 5ページ(!)にわたり村越が登場します。
Because it is there....なぜならそこに山があるから
https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/peaks-493628/
オリエンテーリング全日本選手権15連覇、通算22勝という前人未到の偉業を達成、トップアスリートとして活躍後は、日本で行われたオリエンテーリング世界選手権のテクニカルディレクターや国際オリエンテーリング連盟理事としても活躍。研究者としてはナビゲーション・道迷いを防ぐ読図等の著書を次々と出した村越。ここ数年はアウトドアリスクマネジメントの研究を進め、南極大陸へも調査に出かけた。
そのスキルと選手サイド運営サイドの両方の視点から、国内でも自然の中で行われる大規模なレース、OMM JAPANやUTMFの安全管理部門を任され選手の安全を見守っている。スペシャリストとしてさまざまなアウトドアイベント・活動に携わる。
そんな村越が何を語るのか。
貴重な?大学の研究室風景も見られます。
補欠の湧水3つがある渋谷周辺の迅速測図です。
地形がはっきりしているので等高線も多いですね。道、等高線、川などわかりずらいですが、周囲にヒントがあります。
橋、水車、建物などなど!今の地形図の地図記号と同じ神社やお寺の記号も。でも向きが違うとか。ちなみにわたしのお気に入りは水車です。
植生も前回出てこなかった、草地や茶畑、竹林がありますね。色が塗られています。
さらに深く掘り下げたいところですが、つづきは昨日お知らせした8/29オンライン講座”初めての古地図(迅速測図)”にて!
https://www.teamajari.com/event/co2020/0829/
オンタイムでご都合が悪ければ、後日動画視聴での参加も可能です。
フィールドでナビゲーションを学び楽しんだりと、いつもの年なら4月からおこなってきたチャレンジ!ナビゲーション。今はなかなかそれが難しい。ならば、まずは先にオンラインで学び、タイミングが整ったときに一緒にフィールドに出よう!とオンライン講習をすることにしました。
https://www.teamajari.com/event/co2020/
TSUMEROGE、東京湧水めぐり60につづき、ナビゲーションにチャレンジし、楽しみたいみなさんへお送りする第3弾。3つのオンライン講習をもうけました。シリーズとして続編も企画中。
わたしたちTEAM阿闍梨もチャレンジングです。
8/12(水)ー8/16(日)までお申込みの地図・解説等の一式印刷・送付についてお休みとなります。
お急ぎの方はお手数ですが本日中にお申込み、お振込をお願いいたします。
またTEAM阿闍梨宛のお問い合わせ等についても返信は8/17(月)以降となりますことご了承ください。
古地図、古地図っていうけどどんな地図?
明治後期から現在の地形図につながるきっちりとした測量地図の前に、とにかくインフラ整備諸々のために地図が必要、作れ!(やや乱暴)といってフランス式にのっとって手書きで作られたのが明治初期ー中期の迅速測図です。正確な測量ではないためやや歪んでいたりもしますが、手書きゆえの味わいもり、その美しさにはうっとりしていまいます。
今に通じる地図記号もありますが、独特なものもあり。どう表しているか書いてみました。まだまだあるので、その2に続きます。
道の描き方は今に通じますね。幅広な道ほどやはり太く広く書いてあります。が、面白いのは駄獣が通れる道!今でいう軽車道のようなものでしょうか。明治時代に貨物を運ぶのは車ではなく”馬”が主だったからでしょう。
迅速測図の成り立ちについて詳細はこちらから。国土地理院よりPDF
https://www.gsi.go.jp/common/000207268.pdf
なおこの地図は、残念ながら60の湧水に入らなった補欠の湧水として(スタンプカードにもあります)、webでダウンロードできるようになっています。いきなりコースを巡るのはちょっと、、という方はお試しでどうぞ。
https://www.teamajari.com/event/tokyo60sprigstour/
どのコースも回ってみると、それぞれに魅力のある珠玉のコース。コース設定者としては、どのコースも一度は回ってほしいものばかり。とはいえ、古地図ナビも初めて、どこから手をつけていいか分からない、という方へのコース案内。
【手軽に楽しみたいあなたに】
地形に富んでおり、公共交通機関も発達している「城南スペシャル」がお勧め。6コースの中ではコースも短く、途中でもやめても、縦横無尽に走る鉄道網があなたをレスキュー。地形もはっきりしており、地形を使ったナビゲーションを十二分にお楽しみいただけます。
【ナビゲーションスキルアップを目指すあなたに】
古地図ナビは経験したことがある。さらにスキルアップしたい。あわよくば武蔵野台地の俤にも浸りたい。そんなあなたには「オーセンティック白+黒」か「アヴェ・マリア」がお勧め。どちらもコースも古地図ならではのロングレッグあり、一ひねりした地形を使ったナヴィゲーションあり。地域の歴史に密着した湧水もあり、古地図ナヴィの奥深さを堪能させてくれるでしょう。二つ回れば、地域と水の異なる関係にも思いを馳せることができるはず。
【ロマンとガッツをもとめるあなたに】
やはり「超絶!湧水巡り」か「武蔵野夫人の俤」。前者は堂々直線25km、後者も18km。武蔵野台地の泉を求めて駆け抜けるロマン、特に夏場にはたどり着いた先で感じられる涼に心を癒やされること間違いなし。超絶は逆周りすると、最後は豊富な水量で水辺にも近づける南沢湧水群と落合川に行き着きます。このコロナ禍の夏に、東京で味わえる最高の贅沢!
東京湧水めぐり60 ウェブサイト
すでにオープンとなっている武蔵野夫人の俤ですが、一部工事中で立入禁止になっていたり、開園していなかった有料庭園の見学などしてきました。大エース;国分寺崖線の湧水、武蔵野台地を縦断し行きつく黒目川源流の湧水など、見所がたくさんです。
1分の動画にしてみました。テーマは、大岡昇平の恋愛小説『武蔵野夫人』。
霧雨の中、オーセンティック白黒のコースを回ってきました。地味に見えながらもかわいらしい湧水がたくさんで、ポイントにない湧水もあちこちに。直線14.8㎞ですが、実走25㎞、4時間半ほどでした。大満喫です。
1分の動画にまとめました。
東京湧水めぐり60 webサイト https://www.teamajari.com/event/tokyo60sprigstour/
第一に、地域を知ることができる。今は道路と建物に覆われた都市も、豊かな歴史と地勢に恵まれている。遠出を控えたくなる今こそ、地域の魅力を見直すチャンス。古地図はそのための格好のツール。
第二に、ノスタルジアに浸れる。明治以前の東京は郊外に豊かな自然が広がる田園都市だった。古地図にはその田園光景が残されている。古地図を使って移動すれば、150年前の東京、あるいは江戸にタイムスリップした気分が味わえる。
第三に、そして最大のメリットは、大都市のまっただ中で北欧の大地や東欧の深い森でしか味わえないナヴィゲーションができること。頼れる情報とそうでない情報を読み分けるナヴィゲーションは、都会にいながらアウトドアナヴィゲーションの最良の練習の場となるのだ。
では、古地図でどうやってナヴィゲーションするのか?古地図ナヴィゲーションのhow to を大公開。これらは、大自然の中でのナヴィゲーションにも通用する、ナヴィゲーションの極意だ。
1)頼れるものは地形
ナヴィゲーションで重要なのは、地図から頼れる特徴物を読み取ること。古地図の場合、これは地形だ。多くのコースで、地形が使えるようになっている。下図に使える地形を太い茶色で示した。1は谷頭で、斜面に囲まれている。1→2には右岸段丘が線状に連なっている。2は北に突き出た台地の突端である。2→3も川という線状特徴物に沿って進むことができる。
2)常にリスクを評価する
頼れるものの少ないナヴィゲーションでは、ロストすると復活が難しい。だから、常にロストのリスクを評価し、安全策を採る。1は真っ直ぐ目指すと西にそれたとき、どこまでもいってしまう。4は平坦な台地の上なので、一撃必殺の覚悟が必要だ。
3)プランという発想を持とう
リスクに対抗するもっともオーソドックスな方法がプランニングの工夫だ。たとえば、1は、多少距離が長くなっても、まっすぐ目指すのではなく、北東に延びる谷を目指し、谷に出たら源流を目指すといった「エイミング・オフ」の技術が使える。3では周囲を線状特徴物(この場合は谷)で囲うことを意識すれば、不安なく進め、ミスにも備えられる。
4)歩測とコンパスを活用しよう
リスクに備えるもう一つの方法が、歩測やコンパスワークだ。コンパスによる進路の方向確認は古地図ナヴィには欠かせない。その習慣は自然の中のナヴィゲーションにも生きるだろう。4も3から④の台地の突端にあがったら、方向維持に加えて歩測で距離を把握する。歩測の有効性を実感できるのも古地図ナヴィならではだ。
5)地形の変化に敏感になろう
実際に進む時は、地図と対応できる地形を読み取ることが肝心だ。といっても、高いビルの乱立する都市では地形は必ずしも見えるとは限らない。その時、「常に地形を感じる」努力が必要だ。どちらが下っているか登っているか、自分の周りの空の開け具合はどうか?交差する道路の斜面も注意を払う。直交する道を覗いてその両方が高くなっていれば、自分は谷を走っていると分かる。台地上の地形か谷なのかも空の開け具合で分かる。
眺めを得られる地点を最大限に活用しよう。台地の上からこれからいくところを目視する。丘陵沿いに走る時も、道のできるだけ遠い側を走ることで、丘陵の尾根・谷・鞍部がよく分かる。
6)五感と知識をフル活用
ポイントの特徴を捉えて、それを最大限に利用する。子どもの声が聞こえてくれば、公園があるかもしれない。神社や寺院は今でも鬱蒼とした森に囲まれており、遠くからそれと感じられるだろう。比較的新しい学校があれば、かつての低地の名残かもしれない。低地にある曲がりくねった、しかし連続的な細い路地、あるいは線状の緑地は暗渠や旧河川の跡の可能性がある。
6つのコースのうち5つはすでにリリースされていますが、最後に1つ残っているエースの”超絶!湧水巡り”の試走をリーダー村越、田島、Club阿闍梨の仲間たちとしてきました。
気温30度を超える暑さの中、訪れた湧水はひと時のオアシスでした。
リリースまであと少しです。
徐々にイベント開催が試みられる中、主催者と地元が万全を期して無事開催。
TEAM阿闍梨からは柳下が長野在住の、月1000㎞走るという塚田選手とペアを組み参戦。男子優勝、総合優勝しました。
4時間のレースの中で、急登では塚田選手に背中を押してもらっていたとのこと、フィジカルで柳下をも上回る塚田選手と、ナビゲーションのロングレースで圧倒的な力を持ち、ロゲイニングの帝王とも呼ばれる柳下とのチームワークが、大差を生み出したのでしょう。また事前に想定コースを作っていたのが良かったと言っています。(TSUMEROGEが使える!)
昨年度はいくつかのレースで不運に見舞われ成績がつかないことがありましたが、これで見事払拭。つい先日11月にOMM JAPANが野沢温泉で開催を表明したこともあり、それに向けてまたチャレンジングな時間が続きます。
オフィシャルサイト) http://www.orienteering.com/~kirigamine/
写真)オフィシャルサイトより、フィニッシュ直後、塚田選手と健闘を称える。
地図や資料の中に、はがきサイズを2つ折りしたスタンプカードが同封されています。1面は60の湧水のコース別名称リスト(ちっちゃい字でちょっと見ずらいですが)、もう1面は、訪れた湧水に”泉”スタンプが押せるようになっています。コース地図に順番に訪れる数字の横の()内に記載された数字とリストの湧水が対応しています。
今の世の中、ハンコいらん、いやいる!と騒がしいですが、このハンコは達成感を高めるのにいいですね!
オリジナルシャチハタで作ってしまった”泉”スタンプ、1本しかないので、TEAM阿闍梨のイベントやどこかで田島をつかまえると胸のポケットから出してポンポン押します。自己申告ですがよろしく候。カードの常備を!
村越と田島が試走に行ってきました。閑静な世田谷の住宅街のすぐそこに湧水があったりして、とても面白かったです。
暑い中、ひとときの涼を感じ、実際冷たい湧水もありました。草木が生い茂っていたり日影が多いので、蚊よけスプレーは必需品といえそうです。
最大の変更はスタートフィニッシュ。二子玉川駅から田園都市線の用賀駅に変更となります。
用賀駅から北に5分のところに栄湯(16:00~)、
https://www.setagaya1010.tokyo/guide/youga_sakae-yu/
南に8分のところに藤の湯(15:30~)があります。
https://www.setagaya1010.tokyo/guide/fuji-no-yu/
たっぷり移動したあとは、さっぱり汗を流すことができて気持ち良いです。
それにしてもなぜこのコースはアヴェ・マリアなのでしょう?
湧水めぐりの企画の一般向けにコース第一弾として選ばれたのがこの白子川・黒目川流域だ。荒川による河岸段丘崖に沿った多くの湧水があったことはもちろんだが、古地図ナヴィゲーションにふさわしい比高の低い微地形に恵まれた場所だ。
ポイント設定を始めると、古地図による湧水巡りのために神が用意給いしと思われる地勢に恵まれた場所であった。最初のポイントのある白子宿は、地元和光市も「湧き水の町」「自然と歴史の交差点」と、そのPRに力を入れている。あまりに魅力的だったので、自粛でツアーもできなくなった日々も、このコースをいつか巡る日が来るのだと思うと乗り切れそうだった。
移動自粛解除された平日に振休を使って訪れた。1番CPでは、そのうちどれかを落とすのも残念に思われ、「大坂ふれあいの森」「富澤湧水」「熊野神社」の3つを選んだ。いずれも、白子川の河岸段丘崖に沸く現役の湧水として整備されている。これらだけでも半日のんびりしていたいほどだ。コースの復路には同じ段丘崖の「市場峡(いちばはけ)」公園がある。北条氏の楽市に由来する「市場」、段丘の古名である「ハケ」、しかも漢字が峡谷の「峡」だ。一体、どこの地名だ!さらにはたかだか100平米もない児童公園ながら現役の湧水!どこをとっても隙がない。
本コース最難関は、CP2だ。迅速測図の等高線がいい加減なのと、東武東上線が開通してしまったせいで、コントロールの500mも手前でぐるぐる。そこで、元理系学生としては、サプライズな名所にも遭遇。「元素が発見された」と明確に言える場所など、世界広しと言えども10箇所もないのではないだろうか?ポイントの北側にある越戸川と外環を活用してアプローチしないと厳しい。新倉民家園の方にある古道から民家の敷地のようにも見えるところを通過してアプローチすることもできる。湧水を護る青面金剛像は、庚申信仰の主たる対象だが、疫病退散の仏でもあるそうだ。その姿に湧水の歴史が凝集されている。
CP7の東圓寺は河岸段丘沿いで難なく到達できそうだが、東圓寺自体は段丘の上にあり、不動の滝がある段丘の下からはアプローチできないので、注意が必要。またCP9の岡緑地は駐車場の奥にあるが、特に看板などはなく、柵もあるため、立ち入ることはできない。斜面緑地の一番東側に池らしい窪みを遠目に見ることができる。(村越)
白子宿の4湧水。左から、大坂ふれあいの森、富澤湧水、熊野神社の湧水、市場峡公園
サプライズの「ニホニウム発見」の碑。和光は湧水以外にも理化学研究所がある!
ご報告が遅くなりましたが、昨年11月に壮行会を開催していただき、送り出した宮内佐季子さんが無事帰国しました。
帰国は3月20日、その前日にシドニー到着で、当初の予定を繰り上げ、速攻で帰国となりました。あと1日遅れればオーストラリアに入国できず、そのまましらせで日本まで帰国かというぎりぎりのタイミング。また、シドニーでも外出は一切禁止で空港直行という緊急対応での帰国となりましたが、成田では元気な姿を見せてくれました。
宮内さんは、南極では沿岸にある湖での泥の掘削(これだけ聞いても何の役に立つのだと思いますね)や、国土地理院の基準点設置、地学系の研究のサポートなど、当初予定通りの活動をこなし、40時間にわたるヒアリング記録、60時間の行動記録、その他のデータ収集を行ってきました。南極に行けなかった私としては、待ちに待ったデータで、コロナ対策で大学もあわただしい中、データ分析を進めています。
この間、3月1日には、過去のデータをまとめた研究が「過酷な自然環境でのリスクマネジメントの実践知の解明」として認知科学という学術誌に掲載されるなど、確実に研究が進んでいます。いつの日か、これらの研究成果が日本のアウトドア活動の安全に貢献できればと思う日々です。
壮行会以来の皆様の応援に感謝するとともに、ご報告します。こんな時期ですので、人を集めての報告会は開催できませんが、おって、hpなどに報告記事を掲載していく予定です。
研究は2022年まで継続の予定ですので、これからもご支援よろしくお願いします。
研究代表:村越真、 隊員:宮内佐季子
里山がパステルカラーで彩られる季節、チャレンジ!ナビゲーション2020が今年も本格的にスタートの予定でしたが、新型コロナウィルス感染対応のためそうはいかなくなってしまいました。
4/4(土)の地図読みの基本のき、4/18(土)東京古地図 x地形萌えランは中止となります(申込のみなさまには連絡済)。またそれ以降のイベント開催についても今のところ確定できていません。野外での活動ではありますが、講習の都合上どうしても近距離で会話をする機会が多いことが大きな理由の1つです。
長期戦となるだろうこの感染対応、わたしたちも安全を確保し、体を動かし地図読みをする機会をどのように提供できるかと模索しています。決まり次第webサイト、FB,twitter等でお知らせしていきます。
みなさんと地形・地図に萌えながら学ぶ時間をまた楽しみにしています。
TEAM阿闍梨では世界の舞台で活躍するオリエンテーリングアスリートをバックアップしています。多くのメンバーが日本代表選手として世界で戦い、その環境が厳しかったことを経験しているからこそ、若い選手を応援したい、そんな願いがあります。多くは活動資金を賛助することですが、それはイベントの収益からまかなっています。つまり、TEAM阿闍梨のイベントに参加していただいている方々からの参加費の一部が、彼女の活動資金になっています。よって参加してくださっているみなさんは稲毛選手のサポーターでもあるのです!!
そんな稲毛選手から活動報告が届いています。
■ご挨拶 稲毛日菜子
いつも温かい応援とご支援ありがとうございます。
12月上旬に茨城で行われた全日本リレーをもって、本年全てのレースが終了しました。今シーズンは4月から途切れることなく重要な大会が続き、緊張感やレースのモチベーション維持が大変な程でした。それぞれの大会を通して得た経験はじっくり分析し、今後の更なる成長に活かしたいと思います。
■活動報告
オリエンテーリング全日本選手権
ミドルディスタンス 台風により中止
ロングディスタンス 女子選手権クラス4位
スプリント 女子選手権クラス優勝
リレー 女子選手権クラス3位
秋から冬に行われた全日本は、特に4連覇がかかっているロングを筆頭に優勝を目指して臨みましたが、悔しい結果となりましました。練習機会が少なく、走力の成長に技術が追い付いていないことが大きな要因だと反省しました。両面をバランス良く鍛えないと逆に退化してしまう、オリエンテーリングの面白く難しいところでもあります。
ワールドカップFinal
ミドル WE63位
スプリントリレー 30位(leg1)
ヨーロッパばかりで開催されるワールドカップが珍しく中国開催になった絶好の機会、途中帰国の弾丸スケジュールでしたが修行として参加しました。スプリントリレーでは1走を走り、普段の130%のスピードで周りの選手をうまく利用しながらレースを進めることができました。トップ+2分以内という目標を達成できただけでなく、コントロール周りでTove(世界チャンピオン)とすれ違う距離感やヨーロッパ諸国と競えたことは自信にもなり、目指したいレベルを確認できたとても良い経験になりました。
また、この大会の直前に行われた国際大会において、開催国中国が組織的に不正を行ったことが発覚。ワールドカップも運営者や選手含め多くの関係者が複雑な心境で大会を振り返ることになってしまい、オリエンテーリングのルールや公平性の曖昧さや、1人のアスリートとしてどうスポーツと向き合うかを改めて考えるきっかけとなりました。
スカイランニング
バーティカルシリーズ年間ランキング 6位
多くの大会がオリエンテーリングと被り参加数は減ってしまいましたが、今シーズンもバーティカル(駆け登り)種目を中心にシリーズ戦に出場しました。秋シーズンは紅葉真っ盛りの烏帽子大会、快晴絶景のびわ湖バレイのエリートクラスに参加し入賞ラインでさまよう順位が続きました。背中を追いかけたり追いかけられたりする接戦を楽しみながら来年はもっと上位で勝負したいと思います。
アドベンチャーレース
ARJS長州大会 優勝
オリエンテーリングを主軸として活動しながらも、その他のナビゲーションスポーツや山岳スポーツの世界も広げていきたいと思い、アドベンチャーレースに挑戦しました。台風接近にも関わらず大会を開催する運営者と、荒れる天気の中喜んでスタートするレーサー達、皆強者揃いの世界でした。大自然の中を様々な手段で冒険していくスケールの大きさ、夜中のセクションでも容赦なく山中にポイントを置くコースの大胆さ、経年変化も気にしない地図を使うおおらかさなど驚くことばかりでしたが、チームで予想もつかない困難を乗り越えていく行程は全てが新鮮で、新たな素晴らしいスポーツに出会えました。
■次の目標に向けて
1年間を振り返ると、オリエンテーリングにおいてはノルウェー世界選手権、中国ワールドカップ、複数回のワールドランキングイベント、全日本選手権等の大会遠征に加え、スカイランニング、ロゲイニング、アドベンチャーレースにも参加し、冒頭で述べたようにとても長いシーズンでした。マインドコントロールや集中力の強化、限界を越えて肉体を追い込む経験など真剣勝負を重ねたからこそ得られた部分もある一方、練習に没頭する期間が少なかったことで成長が停滞してしまった面もありました。
次の目標は、2021年チェコで行われる世界選手権のロングディスタンスで日本人最高の走りをすることです。そのため来年は、アジア選手権や全日本選手権がありつつも、トレーニング中心に目標に向けた準備をしていきたいと思います。まずはこの冬からじっくり、しっかり自分のオリエンテーリングを見直し、時間をかけて強く磨き上げていきます。今後も私の挑戦を見守り、応援いただけると幸いです。
オリエンテーリング選手権、ロングディスタンスで3連覇している稲毛日菜子選手。TEAM阿闍梨では昨年よりサポートし、活動を支えている。
明日からノルウェーで世界選手権が開催、稲毛選手も出場する。今年に入ってからの報告と、世界選手権に向けての抱負をお伝えしよう。
世界選手権2019公式ウェブサイト https://www.woc2019.no/en/
8/12 ミドルディスタンス 予選 -稲毛選手出場
8/14 ロングディスタンス -稲毛選手出場
8/16 ミドルディスタンス 決勝
8/17 リレー (出場未定)
ライブ中継、GPS中継の予定あり
https://orienteering.sport/event/world-orienteering-championships/welcome/#current
■ご挨拶 稲毛日菜子
いつも温かい応援、ご支援いただきありがとうございます。
昨年に引き続き、今年もサポート選手として活動させていただくことになりました。
選手としての活動を支援いていただくと同時に、TEAM阿闍梨の活動に参加させてただきナビゲーションスポーツの成長と発展に微力ですが貢献できればと思います。
昨年10月にオリエンテーリング大会中の負傷から1ヵ月の手術入となったため、秋冬シーズンの大会は全日本大会含め失意の欠場となってしまいました。今回大変久しぶりの報告ですが、リハビリから始まった2019年前期の活動と、目前に迫ったオリエンテーリング世界選手権(WOC2019)に向けての抱負をお伝えします。
■活動報告
全日本オリエンテーリング選手権(2018年度ロングディスタンス) W21E優勝
4月初旬に開催され本大会はWOCのロング選手を決めるセレクションを兼ねており、まだケガからは復帰途中の身体でしたが負けられないレースでした。エリートクラスはスタート地区までバス輸送があったり、GPSを装着し会場でLIVE中継があったりと、海外の大きな大会に似た環境でレースに臨めたことが印象的でした。久しぶりの大舞台に浮き足立ったまますし序盤に大きなミス、思い通りに前に進まない足を引きずりながら最後まで苦しい展開となりました。ウィニングタイムには遠く及ばないタイムでしたが、結果は2位と1分差で辛勝。何とかWOCへの切符を掴んだと同時に、全日本ロング競技部門では3連覇を達成できました。結果は嬉しいものながら、実力低下を痛感したレースでした。
スカイランニング2019JSA強化指定選手(S2強化指定)
昨年から大会に参加を初めたスカイランニングにおいて、今年度の強化指定選手に選出していただきました。スカイランニングの大会はどれも選手・地元が一体をなって大いに盛り上がり、世界でも通用するトップ選手達と競えるのでとても刺激を受けます。
春シーズンは、ワールドサーキット戦でもあり海外選手も集った粟ヶ岳VK(駆け上り種目)&SKY(長距離種目)、町をあげて子供から大人までが参加する上田VK&SKY大会に出場。初戦の粟ヶ岳VK(約5km,up1,000m)は残雪の影響で短縮コースとなった中、昨年の自分より大幅にタイムを落とし入賞圏外、2週間後の上田VKでは後半の粘りが足りず7位入賞で終わりました。SKYはどちらも一般クラス(約20km,up2,000m)で優勝したものの、エリートクラス(約30km,up3,000m)はまだ走り切れる自信がないのでいつか挑戦できればと思います。
霧ケ峰ロゲイニング 男女混合4時間の部優勝
素晴らしい景色を堪能しながら走れる本大会は数年前から参加したいと思っていました。5,6月にコツコツと積んだトレーニングでどこまで回復・成長できたか確かめるため、暑さを避けた長距離トレーニングも兼ねて出場しましたが、長引いた梅雨の影響もあってか霧ケ峰の名の通り霧・雨の中でのレースになりました。普段は一人で考えペース配分を決めているのに対し、ペアの選手とコンディションに合わせたルートや戦略を相談しながらレースを進めていく経験は面白く学びにもなりました。終盤は晴れ空にも出会え、4時間満喫した結果、総合2位相当の点数でゴールできました。
■WOCに向けて
今年のオリエンテーリング世界選手権はノルウェーで来週12日から開催されます。
今回からフォレストとスプリントが隔年での開催となったため、森に特化した練習に取り組んできました。残念ながら冒頭で述べたケガにより計画していたステップアップは踏めませんでしたが、復帰後は以前より身体の状態に敏感になり良い変化もありました。
ノルウェーの森は複雑な地形や慣れない湿地、岩盤が多く、難易度が高いレースが予想されますが、地形を正しく取捨選択しナビゲーションがスムーズにできるとオリエンテーリングの面白さの醍醐味を感じられる、そんなテレインだと思っています。そのような国で世界最高峰のレースに臨めることに感謝し、今できる精一杯の走りをしてきます。
私は13日のミドル予選、14日のロングに出走が決まっています(17日のリレーは大会期間中に決定します)。日本とは7時間の時差がありますが、がんばる日本選手団の応援をよろしくお願いします。そして、世界のファンタジスタ達の圧巻の走りを観戦して欲しいと思います。
地形を読んで行動できるでしょうかというお題のツイートに大きな反響をいただきました。
GPS地図アプリが普及しつつあるとはいえ、地形を読む力は変わらず必要と言われており、その実例を考えてみた次第でした。現在地把握にはGPSが非常に有効ですが、今回の反響から、そもそもどう行動するかについては、やはり地図を読む力と自身や周囲の状況からの判断が大きく関わってくるということを感じました。
赤丸の送電線付近で現在位置がわかった状態から赤ルートにどのように復帰して下山しますか?
時期は10月、時間は15時、水の残量は300ml、
1070mのピーク方面から下山する方向で進んでいた
赤丸に着いた理由:コースアウトした、鉄塔巡りしているなど、個々に任せる
地図外すぐに集落があり、何らかの手段で帰ることができる。
https://maps.gsi.go.jp/#15/35.910655/139.104788
以下、私の考えをまとめました。
尾根を登り返す
まず、ルートミスしてここに来たとしたら北北東への尾根の分岐を見逃しコースアウトした可能性大です。したがって尾根でそこまで戻るのが、時間、装備、体力などに余裕があれば最も確実な行動です。
しかし、下山時にはお題のように登り返しに少し躊躇する状況も少なくないと思います。
それが原因で別の選択をしてさらに状況を悪化させ、最悪滑落という結果も起こりうるのだと思います。ですので、その選択をする際に地形を読む力が重要になると感じます。
なお、行動のペースは個人差ありますので、唯一の選択肢と感じた登り返しで日没前に下山できる人もいれば、間に合わずビバークの人もいるかもしれません。間に合わないならよりマージンを意識して時間やコースを検討することが大切だと思います。
尾根を下る
では下るのは絶対いけないかというと、そうではないです。既に下っただろう尾根の傾斜と形状が同程度ならリスクは小さいという観点から、このお題では下山できる地形がいくつか読み取れます(青、緑、黄の尾根ライン)。
緑のラインは尾根の乗り換えがやや難しいですが、送電線管理道があれば乗り換え可能な選択肢になります。渡渉の可否がポイントなりますが、直近の降水量は事前に確認できますし、入山時の周辺の川でも水量と流域の関係は確認できます。下りはじめる際にジャッジが必要ですので、あらかじめ増水が分かっていれば黄ルート選択になります。
これらのルートは誰でも行けるということではなく、それこそ様々な観点から地形を読み、自身の経験や不整地での行動スキルから行けると判断できた者だけが選ぶべきルートです。
なお、黄ルートへのトラバースができない状態(藪やガレなど)であれば、そのまま東へ尾根を登り返しがいいですね。
北へ最短距離で復帰
地形を読まずにGPS等を見ながら「とにかく最短距離で」の行動は危険があるということを示したかったのが、そもそものお題設定の狙いでした。したがっていきなり急斜面の下りで滑落の危険があります。
トラバースで復帰
また、下るのは危ないという考えからトラバースの選択は多かったです。しかしながらこちらも地形的にかなり厳しい要素に囲まれています。仮に送電線下に管理道があり最初の急斜面をクリアできても、最後は急登あるいは道を外れて深い谷の横断がまっています。
プランを否定するようで気がひけるのですが、少なくとも私のスキルでは周辺の傾斜などから安全に遂行できないと感じました。傾斜については別途考察しました。
なお、この事例では下りも是としておりますが、どう下っても急傾斜が待っている場合は
下ってはいけません。その例も示します。目前が緩やかな地形の場合、行けると錯覚しやすいので注意が必要です。この赤丸から北に延びる尾根では、かつて道迷いからの滑落事故が発生しています。
傾斜について
自身がロープ等を使わずギリギリ登降できた急斜面の計曲線間(高低差50m)の水平距離について調べました。10数事例ほどで、昨年のOMMJAPANでも大変な急斜面がありました。結果、それらは60-65m(39-37°)にほぼ収束していました。
ルート選択があった中で気になる箇所について計測してみると、やはり直感的に嫌だなと感じた箇所は自分の行動限界以上の傾斜でした。50mだと45°です。これを見て納得いかないか、救われると感じるかの判断は個々に委ねますが、傾斜は登山道から周囲を見ても確認できると思いますので、ピンとこなければ地図から安全に確認できる場所を探し、実際に45°の傾斜を確認してみるとよいかと思います。
以上、状況に応じた選択肢が増えることが地形の読めるメリットですが、その選択肢が意外に曲者で、チャレンジングな選択も可能になることが新たなリスクにもつながります。大切なのは、安全に下山することです。
最後に、このお題はあくまで机上で検討するものとしてツイートしました。検証に現地に行くのは全く別の次元の話です。行っては行けないという拘束力は私にないですが、万一それで事故が起こるようなことは最も望まないことです。
今回多くの反響をいただき、まだ拡散が続いておりますので、質問疑問等の補足や続編のお題なども検討したいと思います。
阿闍梨メンバーのコメント
北から延びてくる川の表記が実際どうか、単独か、仲間がいる場合は不整地スキルでまた変わる。(田島)
巡視路辿って降りる、を最初に模索します。それがなくて、ライト持ってなくてこの先がまだ長い前提なら様子見ながら西や南西に伸びる尾根を下るルートで早めに先へ進む。ライトあるなら無難に来た道戻ってルート復帰。この地図内で行程が終わるならライトなくてもルート復帰して日没には間に合うので、一人なら特にリスクを犯さないかも。現実的には10月のその時間までこの山にライト持たずに入ることはないので自ずと決まりそうです。
(トラバースはどうか?)トラバースはないですね。(小泉)
スペイン・カタルーニャ地方、La Molinaで開催されたロゲイニング世界選手権に村越と田島が2年ぶりに出場。
前回のラトビア大会の反省、課題をきっちりクリアすべく24時間ナビゲーションし続けた。
結果はミックスベテランで20位(86チーム)。総合132位(386チーム)。23:22:21
得点は満点508点のうち226点。総合優勝チームは414点。
公式ウェブサイト:https://www.wrc2019.cat/en/
使用マップとGPS軌跡 https://tracktherace.com/en/world-rogaining-championship-2019/race TEAM Ajari #282
以下、アナリシス、レース前のコメント、レース中の映像、写真を掲載。
レース前日モデルイベントに入ってのコメント 村越&田島
レース当日 スタート3時間前に地図をもらって作戦タイム プランニング編
プランニングから実際のレースについて 前半
プランニングから実際のレースについて 後半
レース当日 スタートからフィニッシュまで
レースを終えて 村越&田島のコメント
写真
今年夏よりTEAM阿闍梨でサポートしている、オリエンテーリング世界選手権日本代表、全日本チャンピオンの稲毛日菜子選手。8月の世界選手権出場以降の報告です。10月受傷し長期入院、全日本選手権ミドルディスタンス、スプリントディスタンス、アジア選手権など欠場した。現在、復帰に向けてリハビリ中。
いつも温かい応援とご支援ありがとうございます。
世界大会、海外遠征が終わり、再び来年に向けて鍛練期に入りました。早速ですが、今年度からフィジカル強化として取り組み始めたスカイランニングの後半シーズン2戦を終えたのでご報告です。
9月23日 「EBOSHIバーティカルキロメーター―烏帽子岳登山競走―」
女子結果
1. 立石 ゆう子 / Yuko Tateishi 1:13:24
2. 稲毛 日菜子 / Hinako Inage 1:18:56
3. 須藤 吉仕子 / Kishiko Suto 1:21:17
4. 錦織 美智子 / Michiko Nishikori 1:26:13
5. 岩楯 志帆 / Shiho Iwadate 1:27:44
コースは距離7.5km標高+1,200m、ひたすら登り続けて標高2,066mの頂上にゴールがあります。100人を超える全選手が一斉にスタートし、レース中は所属するオリエンティア軍団のチームメイトとデッドヒートを繰り広げ終始追い込む展開になりました。最初からギアを上げすぎ終盤大失速してしまったことが悔しいですが、持久力の限界を把握できたこと、女子では第2位の走りをできたことは良い経験になりました。
終始ゴール後、広がる青空のなかで自分が駆け上がってきた尾根や下界を見下ろすのは最高な瞬間でした。
日本スカイランニング協会 大会結果記事
http://skyrunning.jp/2018/09/25/2018eboshi/
10月14日 「尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター」
女子結果
1.吉住 友里(Yuri Yoshizumi)49:30
2.黒澤 莉楠(Rina Kurosawa)56:51
3.安ヶ平 萌子(Moeko Yasugahira)56:55
4.稲毛 日菜子(Hinako Inage)59:19
5.滝澤 空良(Sora Takizawa)59:31
コースは距離5km標高+1,000mと標準的?なものに見えますが、序盤では必死に登ったゲレンデを数100m下り返し、後半には最大斜度が40度以上にある「ジャイアントウォール」がそびえ立ちます。切り替えや登坂技術を求められ、対応仕切れずゴール時にはスパートすらままならない程消耗してしまいました。結果は日本代表や実業団の選手に敗れ4位、また来年挑戦したい変化に富んだ面白いレースでした。
今年度のスカイランニングはバーティカル(駆け登り)種目に絞って出場してきました。年間ランキングは6位と予想より良い位置でしたが、トップ層とはまだ差があり自分の伸び白を感じることができました。
日本スカイランニング協会 大会結果記事
http://skyrunning.jp/2018/10/17/2018-oze/
新たなスポーツへの参戦は刺激的であると同時に、人の輪も広がる楽しさがありました。オリエンティア軍団として参加し、スカイランニング界にもオリエンテーリングという言葉が浸透してきたのも大きな成果です。
今年度は登坂力に特化したバーティカルレースを中心に出場してきましたが、来年はテクニカルな足場や登り下りを繰り返すスカイレースにも挑戦していきたいと思います。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
ラトビアから帰国してわずか2週間後の8/27~9/7、来年のWOCが行われるノルウェーへ2人で修行遠征してきました。テレインの環境、World Cup出場、日常生活全てが大変でしたが、レストデイ無して毎日森を走りまくった結果メキメキと対応・上達する感覚も得られ、意味ある遠征になりました。
・テレインの環境。森に入ると頭に張り付いてきてうごめく大量の羽虫に心を折られました。これでは勝負にならないと来年の出場を真剣に迷ったほど。しかし、大会期間中に各国の選手と並走してる中で、速く走り、止まらなければ被害が少ないことに気が付きました。お陰で後半のトレーニングは、ミスっても走り続けながらリロケしてまたアタックするという、無茶苦茶な体力トレーニングになりました。森は岩盤の上にベリーが茂っていて、常にモモ上げ状態です。湿地は膝丈の草の塊と水が混在しており、ここでもモモ上げ。しかし見通しは良く、遠くの地形を捉えながらスピードを出して走れます。
・World cup出場。ヨーロッパの強豪国ばかりが大量に参加するので、ある意味WOCよりシビアな戦いでした。何としても香港とのビリ争いは回避したいと思い、日々120%のレースをしました。(実際PursuitとRelayは実力以上の走りができたと思う)1日目Long(今年の全日本ロング+α)2日目朝Prolouge(インカレミドル)100㎞移動して午後Pursuit(インカレリレー)3日目Relay(インカレロング一斉スタート)という、3日間で日本の美味しいレース全てを味わえるスケジュールでした。2日連続でマススタートレースをし、走る技術は多くを盗むことができました。
・日常生活。世界で最も物価が高いと言われるノルウェー。ゲストハウスで3食自炊して節約。食材も可能な限り日本から持ち込み、お買い物は隣国のスウェーデンのスーパーに行きました。(駐車場はほぼノルウェー車で埋まってた笑)毎日21時には疲れて眠気に襲われて6時まで爆睡し、トレーニング計画を立てながらレースの準備をして出かけて洗濯機回しながらまたご飯つくってと、慌ただしい毎日でした。ゲストハウスのオーナーがプロゴルファーだったり、ホームパーティーに混ぜてもらってアメリカトップレベルのスイマーに会えたりと、楽しい交流もありました。
正直、ノルウェーで良いレースをするにはノルウェーの森を走りこむことが必要だと感じました。しかし来月から社会人復帰を決めた私にそれはできないので、今回得たイメージを、ナビゲーションポイントを、どれだけ日本で維持して練習できるかにかかっています。
ご支援、応援していただいたものを無駄にしないよう、来年の8月に向けてまた頑張っていきます。
今回の世界選手権より1年にわたって、TEAM阿闍梨がサポートする稲毛日菜子選手。世界選手権が終わり、報告が届いています。
稲毛選手は、8月末来年ノルウェーで開催される世界選手権のトレーニングキャンプにオーストリアチームに合流し参加します。またそこで行われるワールドカップへ参戦予定です。
稲毛選手の別報告は、ナショナルチームウェブサイトにも掲載されています。そちらもご覧ください。
http://www.orienteering.or.jp/NT/blog/2018/08/woc-17.html
====
2年連続4回目の世界選手権が終了しました。
たくさんの応援やサポート、ありがとうございました。
今年は、スプリント、フォレストリレー、ロングディスタンスの3種目に出場しました。
初めての挑戦となったスプリントは、各国選手達の鍛え上げられた走力に遠く及ばず、予選通過のボーダーには1分以上届きませんでした。
フォレストリレーは1走を務め、前半はヨーロッパ諸国の集団に食らいつき刺激的なレース展開になりましたが、後半に疲れとミスが重なり、最後はトップ+14分と集団に離された位置で2走に繋ぐ結果となりました。個人目標としていた45分からは5分以上オーバーしてしまいました。チームとしては後続の2の快走、3走の粘りの走りにより、目標の繰り上げスタート回避(今年は特に条件が厳しかった)を達成したうえで昨年より2つ順位をあげることができました。
ロングは、1年間このレースに標準を合わせ準備をしてきました。第1コントロールから難易度が高く苦戦しましたが、中盤からはリズムをつかんでオリエンテーリングに没頭し、ナビゲーションも体力配分も実力を発揮して最後まで走り切ることができました。結果は、昨年と全く同じ48位でしたがレース内容は成長を感じた部分も多く、何よりも世界選手権ロングの魅力を全身で感じ、また1年後この舞台で闘いたいと強く思いました。
今大会は時間をかけて準備して臨めたこともあり、感じること・学ぶことが大変多く刺激的な日々でした。
練習したことが本番できちんと発揮できたのは一つの収穫ですが、それと同時に現在のトレーニングでは中堅国と競い合うレベルにはまだ足りないことが明らかになりました。
持って帰ってきたたくさんの課題と、大きなモチベーションを、今後の活動に活かしていきたいと思います。
早速、今月末は来年の開催地であるノルウェーに遠征です。
世界選手権が終わり帰国の途についています。たくさんの応援ありがとうございました。
出場したリレーは26位、ロングは58位、ロングはトップと50分近く差のある結果でしたが、こんなにレベルが違うのかと思う方もいらっしゃると思います。まさにその通りなのです。
僕のレースもミスをしまくってめちゃくちゃな内容だったわけではありません。ミスも少しはありましたが、ほぼ思い通りのレースができ、国内ならトップ争いをするレベルの走りができました。言ってしまえばこの程度の結果しか残せないのです。
今オリエンテーリングは日本のアウトドアスポーツ界においてこれまでにない注目の集め方をしていると思います。しかしまだまだ皆さんに知ってもらいたい世界があります。
そのレベルの高さはもちろん、スポーツとしての見せ方、注目の度合いなど世界のオリエンテーリングの舞台はとても魅力的でチャレンジングです。オリエンテーリングは学生クラブ出身選手だけのものではありません。様々な分野からこの舞台に挑戦する選手が生まれることを望みますし、そうなるようにこれからもオリエンテーリングの魅力を発信していきたいと思います。
最後に。
いろいろと数値目標はありましたが、2001年にTEAM阿闍梨のリーダー村越(当時41歳)がクラシックで記録した56位を越えるというのが一番の目標でしたがわずかに敵わず。とても悔しいです。
小泉は無事ラトビアに到着し、さっそく現地のテレインに入った。
以下、コメント。
今日はロングリレーのモデルイベントになってる地図に入りました。八ヶ岳か赤城かという感じで対応は難しくありませんが、コンパスの止まりが少し遅いので一呼吸置かないとずれてしまうので注意が必要です。
8月よりオリエンテーリングの現全日本チャンピオンである稲毛日菜子選手を1年間サポートすることになりました。
海外遠征や大会出場のバックアップをし、選手活動の日々をお知らせしていきます。また稲毛選手にはTEAM阿闍梨のイベント時、ゲストとして参加していただく予定です。
TEAM阿闍梨の活動は、ここ数年はイベント運営や講習が多くなっていますが、15年前オリエンテーリング世界選手権の代表選手を中心に、自らのナビゲーションスキルやフィジカルの高さを他のアウトドアスポーツで試し、アピールすることから始まりました。それはアドベンチャーレース、トレイルランニング、ロゲイニング、マウンテンバイクなどでした。同時にオリエンテーリングだけにとどまらず、ナビゲーションスポーツの楽しさを伝えていきたい、仲間を作りたいいう想いから活動を広げ現在に至ります。
メンバーの多くが年歳を重ね、世界の舞台やレースからは遠ざかっています。しかしその分、世界で結果を出そうとしている若い選手のサポートをしていきたいと考えています。2年前には当時の全日本チャンピオンである尾崎弘和選手をサポートしました。
稲毛選手は、昨年の離職後、もう一度オリエンテーリングで世界で戦いたい、2019年のノルウェー開催の世界選手権まではきっちりやりたい、周囲からの応援を力にしたいとの気持ちがあり、サポートの相談を受けました。
選手個人の努力は計り知れないものがあり、時に孤独であり厳しいものがあります。そのような時、周囲の応援は力になるでしょう。わたしたちチームメンバーも世界で戦ってきて、どれだけ励みになったかわかりません。
今年に入って稲毛選手は積極的にスカイランニングのレースにも出場し、上位入賞、優勝を果たしています。来年度からは強化選手に指定されています。彼女がオリエンテーリングでターゲットとしているのはロングディスタンス。フィジカル強化にスカイランニングは良い刺激になると考えています。また他スポーツ界や選手とコミュニケーションをとることで、世界が広がり、より見聞を広げられると言います。
今回の資金面サポートは20万円。けして多くはない金額ですが、今までTEAM阿闍梨がイベント開催や携わった事業の収益から出されます(注)。そのほとんどは、今まで多くのみなさんに参加していただいた参加費によるものです。よって稲毛選手はみなさんのサポート選手でもあるのです。ですので、ぜひ応援をしていただけたら幸いです。
稲毛選手は、現在ラトビアに滞在、小泉と同じく日本チームメンバーとして本戦に臨みます。
出場レースは、スプリント、フォレストリレー、ロングディスタンス。どうぞご注目ください。
オリエンテーリング世界選手権ウェブサイト https://www.woc2018.lv/
日本チームブログ http://www.orienteering.or.jp/NT/blog/
日本チームTwitter https://twitter.com/Woc2018J?lang=ja
(注)TEAM阿闍梨は任意団体です。収益をいかにこれからのナビゲーションスポーツに役立て還元していくかを考えています。今まで強化選手、メンバー内の世界選手権出場者、(公社)日本オリエンテーリング協会、強化委員かい、地図作製など賛助しています。
稲毛日菜子(Inage Hinako/いなげひなこ)
1993年生まれ 所属 京葉オリエンテーリングクラブ
オリエンティア、スカイランナー
戦歴
海外
2012,13年:ジュニア世界オリエンテーリング選手権出場
2013,14,17,18年:世界オリエンテーリング選手権出場
(2013年 ミドルディスタンス競技部門 決勝進出)
国内
2017年:全日本オリエンテーリング選手権全種目 優勝
(ロングディスタンス、ミドルディスタンス、スプリント、リレー)
2017年:OMM StraightC 総合3位 女子ペア優勝
2018年:スカイライントレイル菅平 ハーフ 優勝
2018年:スカイスピード日本選手権 2位
今日、小泉が世界選手権出場のため出国した。直前にコメントを得たので紹介したい。
小泉の出所種目は8/9のリレー、8/11のロングとのこと。
===
いよいよ出発です。僕は9日のリレーと11日のロングに出場予定です。
準備の段階では数値目標を想定しながらトレーニングを積んできましたが、本番が近づくにつれ、自分のやってきたことをいかんなく発揮することに集中できるようになってきました。その結果としてよい数字もついてくることを願っています。
多くの人に支えてもらってここまで来れましたが、レースは自分の力で走るしかありません。とても孤独ですが、一方で誰にも邪魔されない自分だけの世界です。極上の贅沢な時間を味わってきたいです。
オリエンテーリングの世界選手権という舞台に日本からも多くの関心を持ってもらえることを嬉しく思います。現地からも時々レポートできれば。行ってきます。
===
自身のブログでも意気込みを述べている。
WOC2018 in Latovia ①
http://koi.o-support.net/2018/08/3224
レースのことだけを考えて過ごせる時間はとても貴重。いいレースができるよう我々も応援したい。
8/4(土)-8/11(土)まで、バルト三国の1つラトビアの首都リガ周辺で開催されるオリエンテーリング世界選手権に、小泉が5年ぶりに日本代表選手として出場する。
小泉が初めて世界選手権の舞台に上がったのは2004年(スウェーデン)。代表選手として村越、田島、柳下らと同じチームで世界と戦ってきた。現在はプロとして、ナヴィゲーションスポーツを中心としたオリエンテーリングやマウンテンマラソン、ロゲイニングなどの地図作製、コースプランナー、読図講師等でトップレベルで活躍している。また育児を優先していたため、しばらく世界から遠ざかっていた。がここへ来て40歳での復帰である。
”年齢的なこともあり、このまま退くのもありかなと思っていたのは確かだが、憧れの舞台を踏まないままでは何をするにしても踏ん切りがつかず、闘志を燃やし直して今回の挑戦となった。”(本人blogより)
小泉は今季、国内のレースでは安定した成績を出している。国内選考会2位、全日本選手権2位、根の上高原つつじまつりオリエンテーリング大会3位、東大OLKオリエンテーリング大会4位。5月のKOLC大会では信じられないミスをして下位に沈んだが、すぐに修正しているところはベテランならではだろう。
世界選手権ではいくつかの種目がある。スプリント、ミドル、ロング、リレーだ。小泉の出場する種目がわかり次第、伝えていきたい。インターネットではライブ中継、GPS中継などが予定されており、オンタイムで応援できそうである。
オリエンテーリング世界選手権ウェブサイト
小泉ウェブサイト
小泉(O-support)のTwitter @O_Support
オリエンテーリング日本ナショナルチームblog
9/8-9朝霧マウンテンオリエンテーリング(AMO2019)
http://asagiri.camping.or.jp/diary/pg153.html
富士山を眺めながら朝霧高原を舞台に、キャンプ一式を背負ってフィニッシュを目指す2日間のポイントオリエンテーリング。今年で2回目の開催、コースプランナーを始め競技責任者を田島が務め、リーダー村越も運営者として携わります。
OMM JAPANと同じストレート形式ですが、国内では同じようなシチュエーションで練習をする機会があまりなく、その魅力を伝えきれていないかもしれません。AMOでは朝霧高原のテクニカルなフィールドを生かし、よりチャレンジングなコースが提供するよう、またショートクラスではストレートの魅力や楽しさを感じていただけたらと準備を進めています。
募集定員は100組と少なめ。その分のびのびとフィールドを満喫できるかもしれません。
今年の富士山麓12時間ロゲイニングで優勝し、過去OMM JAPAN スコアで何度か優勝しているマッパ、オリエンテーリング全日本チャンピオンの結城選手と世界選手権代表経験のある堀田選手のペア、そして! OMM JAPAN ストレート最上位クラスで連覇を続けている柳下&市岡コンビが出場することになりました。OMM前哨戦となるのでしょうか、なかなかこのようなメンバーが集まる機会はないですね。ロングは面白くなりそうです。
申込み締切が迫っていますので、参加を考えていらっしゃるかたはお早めにどうぞ。
近年ナビゲーションスポーツとしてロゲイニングやマウンテンマラソン(オリエンテーリング)が盛んになってきている。
どちらのカテゴリーでも強い、”帝王"とも呼ばれる柳下に、OMMを例にしてそれぞれの魅力を語ってもらった。
ロゲイニング(スコア)とポイントオリエンテーリング(ストレート)の魅力 柳下大
OMMにはスコアとストレートの2種類の競技形式がありますが、今回は私の視点からそれぞれの魅力について書きます。
■スコア
CPごとの得点が設定されており、制限時間内で獲得した得点を競うロゲイニング形式です。カテゴリはロング、ミディアム(昨年まではショート)で、制限時間が異なります。
[特色・魅力]
時間内の全てのCP獲得は不可能な設定になっており、体力・技術に応じてCPを選択します。
CPはストレートとほぼ共通のため、ナビゲーションの難易度が低いということはありませんが、道周辺などのCPを選択すれば結果的に易しくなります。また、失格や棄権以外は順位がつきます。
以上の点から、幅広い参加者層に対応できる競技形式だといえるでしょう。
ロゲイニング同様に得点を伸ばすためには効率的に回る作戦も重要になりますが、一般的なロゲイニング比較すると以下の点が異なります。
1.スタート前の作戦タイムがない
2.全チーム一斉スタートではなく、数チームごとのタイムスタート
3.スタート、フィニッシュが異なるワンウェイコースであること
4.背負う荷物が大きく、移動速度は低下する
私自身はロゲイニング形式で4の経験がないので、もし出場することがあるならばこの点を特に意識することが必要だなと感じています。
■ストレート
オリエンテーリング形式。回る順番が決まっていて、タイムを競います。カテゴリはABCで、コース距離・難易度が異なります。
もちろん道から離れたCPもあるため、完走には一定以上のオフトレイルナビゲーション技術(地形読み、コンパスワークなど)が必要になります。
[特色・魅力]
私は毎年ストレートに出走しています。よく聞かれることなので、私がストレートを選ぶ理由を挙げたいと思います。
1.自分の体力と技術を最も発揮できるタイムレースだから
2.コースディレクターの作品とも言えるコース設定やナビゲーション課題に挑むことができる
3.レース後に他のチームとのルート比較する楽しみがある
1についてですが、他のタイムレース(オリエンテーリングやトレイルランニング)では私は好走しても入賞までが多いですが、OMMなら両方の経験が生かせて勝ちが狙えるレースです。スコア形式はロゲイニングがあるので、OMMではタイムレースを選びたいということです。
2、3はスコアでも全くないわけではありませんが、ストレートのほうがより明確だと思います。実際に毎年レース後にルート検討で盛り上がっています。
■スコアが人気?
毎年参加者が増加しているOMMですが、特にスコアが人気を集める傾向が出てきています。私なりにその要因を分析してみると、背景にロゲイニングとオリエンテーリングの競技性の違いがあると感じています。
ロゲイニングはチーム戦で競技時間が長く、フォトロゲイニングの普及もあり間口が広くなっています。いっぽうオリエンテーリングはソロ競技で専門性が高く、競技時間も短いです。
OMMがペア競技かつ時間もロゲイニングに近いことから、スコアが人気を集めるのは当然の流れかもしれません。
ただ、カテゴリに関わらず、よりチャレンジングなナビゲーションに取り組んでいきたいと考える人も少なくないと思われます。
先日長野で開催されたAdventure Race Japanのトレッキング区間が地形図を用いた難易度も高いナビゲーションで、あれをやりたいと思った方も多かったのではないでしょうか。(余談ですが、私はライブトラッキングが凄く面白かったです)
ストレートとスコアどちらがよりチャレンジングかというと一概には言えないですが、それぞれに魅力を感じた参加者がちょうど半分づつぐらいになり、それぞれにスキルアップを図っていければ、OMMのようなロングカテゴリのナビゲーションも成熟してきたと言えるのではないかと感じます。
それぞれのカテゴリーにはそれぞれの特色や魅力がある。同じナビゲーションスポーツとして他カテゴリーにチャレンジしてみると、また違うナビゲーションの面白さが味わえるのではないだろうか。今後予定されているイベント、またメンバーが携わるイベントは下記の通り。
9/8-9 朝霧マウンテンオリエンテーリング (キャンプ一式を背負いながらナビゲーションする2日間のポイントO(ストレート)方式
田島がコース設定を担当
http://asagiri.camping.or.jp/diary/pg153.html
11/10-11 OMM JAPAN2018 奥三河(キャンプ一式を背負いながらナビゲーションする2日間のポイントO(ストレート)とスコア(ロゲイニング方式 小泉がコース設定を担当
http://theomm.jp/?page_id=1063
11/ 朝霧ロゲイニング 5時間 村越、小泉がポイント設定
2019/1 有度山ロゲイニング 3/5時間 村越がポイント設定
2019/2/24 (仮)高麗郷オリエンテーリング
TEAM阿闍梨が主催する1日のロングオリエンテーリング(ストレート)
2019年3月(予定) 奥武蔵マウンテンオリエンテーリング2019(OMO2019)
TEAM阿闍梨が主催する1日のロングポイントオリエンテーリング(ストレート) 柳下がコース設定を担当
アウトドアでのリスクマネジメントについて先進的な研究と実践を積み重ねてきた村越は、今年11月下旬に出発する南極観測隊に同行し、過酷な環境におけるリスク特定能力をテーマに研究を実施することになりました。今後の南極観測隊での正式採用に向けての試行的な実施のため、研究費を村越自ら工面する必要があります。ご支援をお願いします。
南極観測の今を伝えるためにブログをスタートしました。こちらから情報発信していきますのでご注目ください。
支援していただいたみなさまには、東京アーバンアドベンチャーのコース地図・解説文、南極のノベルティグッズ進呈、4月の報告会、他現地情報などをご案内します。
問合せ:rika@teamajari.com (田島、上松)
1 下記の申込みフォームからお申し込みください 支援金として1口3,000円から受付けています
2 下記の振込先へお振込みをお願いします。
郵便振込:
記号番号 振替:00110-6-392300 アジャリ
銀行振込:
ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
口座 当座 0392300 アジャリ
3 村越の帰国後、南極ノベルティグッズをお送りします(2018年4月以降)。
8/26(土)、27(日)、標高1800mを越える蓼科の千駄刈の森でチャレンジ!ナビゲーション番外編のサマーキャンを開催した。メインコーチに小泉、サポートに松尾(東大OLK)、守屋(トータス)といったオリエンテーリングエリート選手を迎え、上松が実務サポートした。
2日間のキャンプの様子の写真は下記から見ることができる。
https://www.teamajari.com/photo/2017082627/
また2日目のまとめレースのリザルトは下記のとおり。
https://mulka2.com/lapcenter/lapcombat2/index.jsp?event=4133&file=1
以下、小泉のレポートと、小泉のレースのルートを掲載しよう。
==
両日とも快晴!
日差しは強かったが湿気はなくまるでヨーロッパのような森(笹を除けば)蚊や虻などもほとんどおらず、オリエンテーリングに集中できた。
1日目は初級から上級まで各レベルのコースを用意。オリエンテーリングが初めてという人もステップを踏みながら学び、
レースまでには1人でコースを回れるようになった。
夕方はキャンプ。BBQやワインを堪能するなど皆さん満喫。
夜はオリエンテーリングのナビゲーションスキルは他のナビゲーションシーンにも応用できることを確認し、コースの振り返り。
振り返りはそれぞれがどういったかということよりも、コース設定時に想定した課題(ルート取りやアタックポイントなど)を小泉より伝え、それらの課題を意識できていたかどうかを振り返る内容。
さらにオリエンテーリング日本代表チームが利用している自己分析シートを利用して自分のナビゲーションスキルの長所短所を捉えたり、レースの反省や屋内でもできるナビゲーション練習の方法を講師から聞いたり。
2日目はまず夜の反省を生かして、取り組むべき課題を意識しながらあらためてトレーニングコースで練習。
そしてまとめのレース。帰宅時間の関係で早退した人を除けば全員完走する素晴らしい結果。
会場の鹿肉カレーを堪能したあと午後はレースの振り返りへ。
現地に行ってうまくいかなかったところをどう行けばよかったのか講師が丁寧に解説したり、より高度なルート取りをする場合、何を見てどんな動作をしているのがトップ選手の様子をじっくり見てもらう。
==
TEAM阿闍梨では引き続き定期的にブラッシュアップのためのナビゲーショントレーニングを行う予定。
刺激的な新しい世界を一緒に楽しみましょう。
ラトビアで開催されていたロゲイニング世界選手権から4日経ちました。村越、田島とも無事にフィニッシュしています。
応援してくださったみなさん、またGPS中継を閲覧してくださったみなさん、ありがとうございました。追って、TEAM阿闍梨の準備からレース状況など報告します。
リザルトはミックスベテランで23位(約80チーム)、総合152位(412チーム中)。ナイトナビゲーションの難しさなどから今までより順位が伸びませんでしたが、約82km、24時間ラトビアの森を駆け巡りました。
世界選手権への出場は、レギュレーションはゆるいといっても、きっちりと走るための準備とコミットメントが必要です。私たちはチームのチャレンジはもちろん、多くの人に世界のロゲイニングの舞台やレベルを知ってもらいたい、魅力あるナビゲーションスポーツにチャレンジしてほしいと2010年から出場してきました。今回で5度目の出場でした。
ロゲイニング世界選手権は次回から2年ごとに戻るようです?2018年7/28-29スペインでの開催。
TEAM阿闍梨のGPS軌跡
7/15-16に開催された日本で初めてのロゲイニング日本選手権。前回の作戦編につづいて、総合優勝した柳下・山田チームのレース編を掲載します。24時間という長丁場の中で、チームの状況をみながら臨機応変にプランを変えていく様子が見てとれます。
大会ウェブサイト:https://www.facebook.com/matsumotorogaining/
(写真・動画等は大会ウェブサイトからお借りしました。Special thanks for the Organaizer)
いざスタート。1時間にCP2つのペースだど24時間で48CPなので、最初の数時間はそのペースに乗れるかを一つの目安にする。
[序盤の展開]
34 12:08:44
65 12:36:18
51 13:13:43
47 13:31:32
71 13:58:08
103 14:27:57
67 14:55:26
56 15:14:55
43 15:39:08
104 16:06:55
70 17:18:21
31 17:44:48
さすがに24時間だと多くのチームは普段よりゆっくり。集団の2番手で34に到着する。里山は結構藪が濃いことを確認。
65までは他1チームと絡む展開。ここはシンヤさんにペースメイクを任せるが、少し競る形になってしまい24時間のペースには早い印象。51へは出戻りで林道を行くが長く感じ尾根伝いに行ったほうが楽だったかなあ後悔気味。最初に藪の印象を受け考慮しなかったが、確認してもよかった。最後の急登で汗が吹き出しこのペースでは持たないと感じ、以降はセーブしたペースになる。美鈴湖畔に予想通り自販機があったので初回休憩とする。
背負った水はほとんど尽きていた。ペットボトル2本買い、1本はその場で飲み干す。以降、水道や自販機があったら給水しながら進むことに。相当量の水分消費だ。
31の ハッシュハウスのオープン時間は過ぎてしまったのでコンビニで休憩と考えていたが、実はハッシュハウスは三好さんカフェでまだオープンしていたので休憩を取らせていただく。ここでプランを練り直す。6時間弱で12CPは取っているが、時間1/4経過で範囲の網羅率はざっとまだ1/6程度。今後ペースが落ちることを考えられ、おそらく行けるのは40-45CP程度になる。よって101はカットで48-61とする。となれば明るいうちに61を通過し44へ向かう林道に出てしまいたい。
[ナイトナビ前半]
48 18:21:57
61 18:42:52
44 19:28:03
105 19:52:13
63 20:28:04
52 20:59:08
42 21:26:00
日が落ちても涼しさはなく、日中の身体の火照りが継続している感じで進む。
夜間のナビゲーションは大きな問題はないが、何かリフレッシュするきっかけが欲しい。そのきっかけはコンビニで休むことぐらいしか思いつかない。
コンビニへは42から下山で21:50頃に到着した。店内は涼しくイートインもあり思ったよりリフレッシュができた。
[終盤の展開]
53 05:10:02
37 05:57:11
40 06:22:08
102 07:17:02
73 08:15:47
50 08:44:17
62 08:58:51
59 09:14:57
46 09:31:17
45 09:47:38
75 10:20:25
54 10:43:46
35 11:01:08
41 11:20:55
F 11:47:42
フィニッシュする柳下・山田チームの動画
山へのアプローチは40から102とした。そこまでは53-37-40とつなぐ。40到着のリミットは残り5.5時間、つまり6:30とする。
100付近で動きの良いチームがいて自分たちは夜間走れてなかったのではと少し気が引き締まっていたこともあり、スムーズに平地を抜け6:22に40に到着し、山へGOとなる。102についた時点で73はパスしようと一旦話すが、登るペースを計算し行けると判断できたので、シンヤさんを説き伏せ往復する。46もパス候補にしていたが、下りでペースが乗ってきたのできっちり寄る。これで後半は理想的なCP取得で安全圏内に戻ってきた。
しかし下界は暑く、いよいよ自分が苦しくなる。最後はほぼ歩きでフラフラと会場に戻って長い長い24時間が終了した。
あとから地図を見直すと49-69-100は49-36-58-100でも距離はあまり変わらないのでこちらのほうが良かったと感じた。
あるいは49-36-58-53-100-37でも良いかもしれない。あとは序盤の65の代わりに60,33が取れたかどうか。
この2か所に点を伸ばす余地があったが、それでも事前想定の8割は取れたので良かった。
2位との得点差は275点で比率は112.7%。
2000点超のチームの6時間ごとの累計得点を積み上げると以下のようになる。
エリアによって得点効率は変化するので単純比較にはならないが、夜半過ぎはやはりペースも悪かったと思われ最後の6時間で逆転したことになる。
山とヤギ 742-1352-1754-2436
迪草日和 782-1317-1798-2161
イヌイ 641-1209-1725-2133
L3豆戦車 657-1259-1680-2081
ちなみに混合トップとは132.6%、女子トップとは136.1%。混合トップと男子トップが近い得点になることも多いが、男子が12位まで混合を上回っており層が厚かったといえる。今回は市街地が多く、ナビゲーションの難易度や補給のしやすさやからフィールド的には世界選手権と比べ厳しさは薄かったと感じている。
ただし、気候的に暑い時期だったので体力的な厳しさはかなりのもので、レースの組み立ての難しさは単純に走力で押し切れる5-6時間の街ロゲイニングとは全く異なっていたと思う。
トータルで考えれば、チャンピオンを決めるのに十分な舞台だったと感じている。
(個人的には暑さは苦手なので、もう少し高所か涼しい時期だったらうれしいなあ。もちろんナビゲーションの難易度が上がるのも望むところ)
2017.7.15-16、長野県松本市周辺で、日本で初めてのロゲイニング日本選手権が開催された。競技時間は24時間。国際ルールにのっとって本格的なレースが展開され、多くの参加者が24時間という未知の競技時間を経験したことだろう。参加チームはおよそ90チーム、180人。今回TEAM阿闍梨からはロゲイニングの帝王と言われる柳下が、山田慎也選手とチームを組み出場。他を圧倒して総合優勝し男子優勝した。さっそく柳下から寄せられたレースの作戦編、実践編を掲載したい。
里山と街を含めた広大なエリアは、24時間のフィールド確保や日本特有の渉外の難しさをカバーするのに最大限努力した結果だろう。フィールドやナビゲーションの難易度に課題はあるだろうが、この24時間のロゲイニング開催により国際ロゲイニング連盟が主催する世界選手権、ヨーロッパ選手権等に日本からの参加資格のハードルが下がったことは評価できると思われる。
また安全管理も兼ねた観戦用に全チームにGPSを装備し、どのチームがどの山域にいるかネット上で見られる演出をした。
第1回日本ロゲイニング選手権に参加してきました。
結果は2436点(満点は3000点)で優勝することができました。2002年に国内で初開催されたロゲイニング大会から、ここまでたくさんの参加してきましたが、今回は24時間の日本チャンピオンを決める選手権で、キャッチコピーも「最強は誰だ」。
「今までの実績は関係ないよ、ここで勝った者が真の実力者だよ」というメッセージと受け取り、ならば真剣勝負だという緊張感を持って臨みました。チームのペアは山田慎也選手。彼はPTLなど海外のロングトレイルの完走実績があり、フル2時間40分、ウルトラ8時間と走力も申し分なく、頼もしいパートナーです。
作戦編と実践編に分けてレポートを書きたいと思います。
■作戦編
まず、プログラムで公開された情報から、競技範囲とCP数、配点を想定した。
---
CP数:50
満点:3000点
地図のサイズ:A3ノビ
縮尺:1/50000
最低標高:520m
最高表高:1530m
シンヤさんが過去地図を入手してくれて、今回も美ヶ原が入ることを楽しみにしていたが、少し残念という感想。全般的に標高が低い分、暑さ対策もより必要になる。
A3ノビの1:50000の範囲は約20*15kmで、単純に地図の外周だと70km。ちなみに、、、A3ノビの1:25000で開催されるロゲイニング大会は多く、トップが8割程度を取る設定が適しているとすると、市街地ら5時間、山なら10時間程度。つまり、山と街の比率が3:2だったら、8時間程度が適しているということになる。
それと比較して、今回の範囲は外周距離は2倍、面積で4倍ということになる。CP数が変わらず位置関係が相似ならルート距離は2倍ちょうどだが、CPの位置や数の増加によってルート距離はさらに増加する。(このあたりの計算は複雑になると思いますが、、、)
今回は50個とやや多めということで、ざっと2.5倍ぐらいになると想定される。
また24時間になると巡行速度は落ちるので、これを1.2倍と考える。
以上から、8時間*距離2.5倍*巡行1.2倍=24で、やはりちょうど24時間に適した競技設定、ということが想定される。つまり、優勝を狙うならおおよそ8割狙いでプランニングすればOKということになる。
もっとも、これだけ広範囲だと設定の負担も大きいため、若干狭い範囲に収まっている可能性、基本は道利用で、不整地の巡航低下が少ないこと、自分たちの頑張りで1.2倍を短縮することなどから、満点近くもありうるとも想定した。
流れとしては日中は熱いため炎天下の町は避けたく、まずは山、夜は街、夜明けに山と考えた。
以上が事前にコースを予想した内容になる。
さてレース当日、それぞれ車で早朝出発で、10時前に会場で合流した。地図が配布されたのは10時40分。
範囲はほぼ予想通り!
ざっと見た印象は街が想定より点数低めで、高得点CPは出戻りか空走区間が発生しやすい。すんなり効率的できず難しいなあと、地図に見入っていたら、うっかり飲み物を地図上にこぼしてしまった。少し慌てたが、タオルでふき取って大きな影響はなく済んだ。
気を取り直して頭を整理し、
・ひとまず満点も意識したプランニングをしておきたい
・近くは保留できるが、遠くはプランの段階では外せない
・近くで保留できるCPを探す。まずは32、次に65。
・特に32はアプローチが南北しかなく、他のCPからも離れていてかなり非効率
・会場へのIN・OUTは34or41が良いのでこれは決定
・山、街、山なら最初は東に出て南北いずれかの山塊に展開が良い。と、するとまずは34。
これで東から時計回りか反時計回りかに決まる。
南の山塊は73へのアプローチが3方向で一筆書きが難しく、序盤だと取捨選択が難しい。いっぽう北の山塊は一筆書きしやすく、早ければハッシュハウスにも寄れる。101は遠いが、行く行かないの判断は48の到着時間でできるうえに48-61の流れも良い。また、最後は41なので後半南のほうが流れが良い。
これで反時計回りに決めた。
なお、65は非効率と判断したが、まずまずの高得点&終盤残すとラインが交差する(極力避けるべき)ので序盤にとることとした。
南の山塊の取り方は調整がきくのでスタート時点では保留にした。水は1.7L程度 食料はある程度コンビニも使えるので7割程度を持った。また発汗対策で塩タブレットはたくさん持つ。会場内も暑いのでなるべく消耗しないように過ごした。
(競技編つづく)
9/10-11朝霧マウンテンオリエンテーリング2017
http://asagiri.camping.or.jp/diary/pg153.html
開催まで2か月となりました。
TEAM阿闍梨ではおよそ10年にわたり、ナビゲーションの楽しさ、大切さをもっと広めたいとナビゲーションイベントや講習の主催、サポートをしてきました。
3年前にOMM JAPAN(オリジナルマウンテンマラソン)という新しいナビゲーションスポーツが日本に入り、ナビゲーションに興味を持つ人が増えてきています。OMM JAPANを目指す人もそうでないひとも、よりナビゲーションスポーツを楽しむ人へ機会を提供したいと、メンバーはより多くのイベントに携わっています。
今回の朝霧マウンテンオリエンテーリングもその1つ。
関東の典型的な森と違う、広大な富士の裾野をかけめぐる朝霧高原のフィールド。
朝霧高原をナビゲーションパークとして活動したい野外活動センタースタッフの想い。
そのセンターのファシリティの良さ。
そして、ひょっとしたら本家OMM JAPANより、OMO(奥武蔵マウンテンオリエンテーリング)エリートよりもチャレンジングなナビゲーション。
テント泊ビギナーは身軽にナビゲーションを楽しめる。
コースプランナーとイベントディレクターはOMM JAPANの競技責任者でもある田島が務めています。今週現地で調査に入っており、ほとんどコースが決まりました。
『なかなかのチャレンジングなコースで面白いと思いますよ。富士山の裾野も天子山域の裾野もチャレンジング』
多くの魅力をもった朝霧マウンテンオリエンテーリング、引き続きエントリー受付中です。
1,2日目レース後シャワーを浴びられ、エキスパートはテントの制限なし、9月でも標高860mのイベントセンターは涼しかったりと、OMMほどガチではないのもいいかもしれません。
みなさんのお越しをお待ちしています。
11/12-13、長野県大町周辺で開催されたOMM JAPAN 2016に柳下と市岡氏がストレートロングに出場、見事3連覇を果たしました。
柳下のレースレポートが掲載されています。強くなるヒントがたくさんちりばめられています。
1日目
http://yagid.tea-nifty.com/yagi_trail/…/ommjapan2016-da.html
競技チームの運営は阿闍梨メンバーが活躍しました。地図調査、作成、コース設定、コントロール設置と撤収を担当した小泉、選手の安全管理を任された村越、試走や設置、スタートと計測の引き継ぎの1歩を踏み出した福西、そしてそのそれぞれのパートの競技チームをとりまとめ、イベントチームのヘッドたちと作り上げたテクニカルディレクター(競技責任者)の田島。
彼らのレポートが掲載されています。
写真)終了後、スタッフパーティーでスピーチをする小泉とボブ
安全管理パートのマーシャルをとりしきる村越
イベントの合間に結婚して1週間の福西をスタッフみなで祝福
去年ビバークし、今年は1,2日目ともダントツのポイントをとりスコアロング優勝の田中&竹内と田島
TEAM阿闍梨のサポートアスリートである尾崎弘和選手、今後も世界を舞台に、また日本での大事なレース、日本選手権で日本チャンピオンになるべく準備を始めています。
8月の遠征シーズンがひと段落し、新シーズンへの準備がスタートしました。
新シーズン初のトレーニングとして箱根を走ってきました。
箱根外輪山は約40kmのトレイルとなっており、ロングトレーニングにはもってこいの場所でした。
雨にも降られず来年に向けて幸先の良いスタートとなりました。
今後は、
10月末に北京で行われるpark world tour、11月に宮崎で行われる全日本スプリント、ミドルに参加します。
特に全日本スプリントは連覇がかかるレースなので、しっかり準備をして臨みたいです。
応援よろしくお願いします。
TEAM阿闍梨のサポートアスリートである尾崎弘和選手から、8月にスウェーデンで開催されたオリエンテーリング世界選手権の報告が寄せられています。
これから更なる活躍が期待される尾崎選手、TEAM阿闍梨では引き続きサポートしていく予定です。機会を作りTEAM阿闍梨のイベントにゲスト、運営サポートをしていただく予定です。
みなさまのお力添え、今後ともよろしくお願いいたします。
こんにちは。
オリエンテーリング日本代表尾崎弘和です。
日頃より応援ありがとうございます。
私は、8月にアジア選手権、世界選手権と二つの国際大会に出場してきました。
台湾で行われたアジア選手権は、アジア選手権は優勝を狙っていました。
しかし、個人戦では現地の気候に適応できず、結果を残せませんでした。
だだ、リレーは2大会連続で優勝することができました。
ディフェンディングチャンピオンとして走る緊張はありました。
それが大きな力となり優勝できたのかと思っています。
スウェーデンで行われた世界選手権は厳しい戦いとなりました。
春の怪我のトレーニング不足が響き、思ったような結果が残せませんでした。
大きな目標としていた大会だっただけに残念です。
ただ、3年間世界選手権に出場し、自分の強み、弱み、今後何をすればいいかが見えてきました。
来年は、世界選手権に「出場」するのでなく、世界選手権で『戦う』選手になりたいと強く思いました。
今後もトレーニングを積んで、こちらでも報告をしていきます。
応援よろしくお願いいたします。
オリエンテーリングのアジア選手権が終了しました。
TEAM阿闍梨のサポートアスリート尾崎選手は、個人戦ではスプリントディスタンス10位、ミドルディスタンスは11位でした。
国を挙げての団体戦、国別対抗リレーでは1走を務め、2走松井、3走谷川とミドルのアジアチャンピオン、銀メダルの2人とチームを組み、デットヒートの末、見事優勝!金メダルを獲得しました。
日本女子も優勝し、アジアでの底力を見せつけました。
尾崎選手は次は8月末のスウェーデンで開催される世界選手権
に出場します。よりよいパフォーマンスを!
ロゲイニング世界選手権2016でベテランミックスで10位、総合74位となったリーダー村越と田島。
村越のレポート、スタート前編、競技編はこちらから。この後もさらにレポートは続きます。
ロゲイニング世界選手権2016(競技編)
http://shinmurakoshi.jimdo.com/2016/08/02/wrc2016race/
ロゲイニング世界選手権2016(スタート前編)
http://shinmurakoshi.jimdo.com/2016/07/27/wrc2016/
イベントサイト
http://worldrogainingchamps.com.au/
今回は過去3回と比べて一度もハッシュハウス(スタートフィニッシュ会場)に戻らず、またまとまった休息(いままでは2時間ほど)を取らず24時間動き続けました。このことは2人にとって新しい経験となりさらなるレベルアップとすべき工夫を見出しました。
村越と田島は今回のレースを活かし、少しタイプは異なりますがイギリスのTHE OMM(10月末)に向けて、準備を始めました。
7/23-24 オーストラリアのAlice Springs郊外で開催されたロゲイニング世界選手権にリーダー村越と田島が出場、ベテランミックスで10位、総合74位となりました。
競技時間は24時間。ハッシュハウス(スタートとフィニッシュ)の位置関係と途中の給水状況から24時間動き続けることに作戦を変更し、ナビゲーションをし続けました。
リザルトとマップはこちらから(右上のmapとresultをクリック)
http://worldrogainingchamps.com.au/
2010年からこれで4回の世界選手権の出場、自らのチャレンジはもちろん、世界のロゲイニング事情を国内に紹介し、スポーツとしてのロゲイニングの周知、また日本の実力を世界にアピールしてきました。日本を代表するトップレベルの2人はやはりメダルの可能性があること、さらには大まかな地図、どんな競技エリアでもナビゲーションスキルが対応できています。また過去に比べてスキルが上がっています。一方でメダルを取るためにはまだ工夫の余地があります。
詳細のレポートは現在作成中、追ってお知らせします。
たくさんの方々の応援ありがとうございました。
ひきつづきよろしくお願いいたします。
2016.9.10-11朝霧高原トレイルランニングレース
朝霧高原周辺を駆け巡るトレイルランレースが今年も開催。ビギナーから熟練ランナーまで、最後は名物となっている”枯れ沢”を体験することができる人気のレースです。
http://www.asagiri.camping.or.jp/diary/pg690.html
晴れれば雄大な富士を見ながら気持ちよく走れるでしょう。
コースプロデュースは村越。前日9/10(土)はランナーのための地図読み講習を田島が担当します。
山で遊ぶのなら走るのなら自らの安全管理が大事。事前のコースプランもできより自由にアウトドアフィールドで楽しむことができるでしょう。
アットホームな2日間のイベント、朝霧高原ですごすのはいかがでしょうか。
6/25(土)に開催された八王子フォトロゲイニングにリーダー村越と田島が半年ぶりにチームを組んで出場、激戦混合で3位入賞した。
2人は来月7/23-24、オーストラリアのNorthern Territory州のAlice Springsから約80㎞離れたエリアで開催されるロゲイニング世界選手権に出場する。競技時間は24時間。1か月後に迫るレースに向けてお互いのコンディション等をチェックしようと、なんとかスケジュールがあったこの日に出走。
いかに効率よくポイントを取っていくか、走りながらも臨機応変にルートを変えていき、2人ともいい内容だったとのこと。しかし往年のライバルであるチーム遠足のフィジカルを生かしたパワールートには及ばず。
八王子のエリアは街だけでなく、オリエンテーリングでおなじみでもある滝山城址方面他、里山も多く、歴史もあり、バラエティ豊かなエリア、ナビゲーションを楽しむことができた。今回の大会はオリエンテーリング日本導入50周年記念行事でもあり、大会にはおよそ220名が参加した。
八王子ロゲイニングウェブサイトhttp://hachioji-rogaining-2016.jimdo.com/
ロゲイニング世界選手権2016 http://worldrogainingchamps.com.au/
今回で7回目となるリーダー村越が担当している東京古地図 x 地形萌えラン。明治時最初期の迅速地図を使ってポイントごとにナビゲーションしていくイベントです。
今回は中野周辺。武蔵野台地に残る地形を手掛かりに江戸期から残る神社や仏閣、湧水跡 を巡りました。
限られた地図情報、現地のわかる情報から現在地を確定したり事前のプランをしていきます。慣れてくると現在の都市が茶畑や竹林に見え、トレイルを走っているような感覚になるかもしれないですね。
また今回は今年のオリエンテーリング世界選手権日本代表でTEAM阿闍梨のサポート選手の尾崎弘和選手が参加。初見ながらもトップナビゲーターとしての実力を披露しました。
ブラタモリのようでありながら、さらに古い地図を片手に自らナビゲーションしていくことは、より楽しみを広げられるかもしれません。次回は12月、ランではなくお散歩を予定しています。お楽しみに。
イベントの写真:http://www.teamajari.com/photo/20160423/
イベントサイト:http://www.teamajari.com/seminar/challenge2016/0423/
この週末、メンバー大忙しでした。
まずは昨日4/24(日)に東京都青梅市にて開催された茶の里いるまオリエンテーリング大会(入間市オリエンテーリングクラブ主催)。われらのホームの日和田山よりも激斜面のエリアでしょうか。。この大会ではコントロールの位置はやや簡単、ルートチョイスを選択させ長い距離のコースコンセプトのチャレンジナビゲーションクラスが設定されました。
田島はコース全般他を監修、柳下が招待選手、村越は安全管理チェックの前走として走りました(村越は8番でコントロールチェックを忘れたためP1)。またClub阿闍梨メンバーも多く参加、さがさん、たむらさんが表彰台にあがりました。
大会ウェブサイト・速報リザルトはこちら。後日2人のルート、ワンポイント解説等が掲載予定です
http://www.orienteering.com/~iruma/
なお、このエリアは大会当日のみの使用となっています。後日復習と称して勝手に入るのはやめてください。当日使用のみの地元渉外をしているためです。もし練習で入りたい場合は主催クラブに必ず連絡しましょう。今後気持ちよくナビゲーションスポーツを続けられるためにもお願いします。
以下、GPSを装着した村越と柳下のルートが掲載されたURLです。
ーー村越よりーー
昨日茶の里いるま大会では、高島和宏君提供のGPトラッキングを実施しました。「玉露」コースとチャレンジナヴィゲーションコースの上位のタイム者のトラックを比較できます。上位者は基本的には互角と考えらるので、ルートの特性(登り、ナヴィゲーション)の違いによる走行スピードの差についても興味ある結果が得られています。
玉露コース 4名 福井 堀田 祐谷 皆川
チャレナビ 2名 柳下 村越
ーーー
3月よりオリエンテーリングの現全日本チャンピオンである尾崎弘和選手のサポートを1年間サポートすることになりました。
海外遠征や大会出場のバックアップをし、選手活動の日々をお知らせしていきます。また尾崎選手にはTEAM阿闍梨のイベント時、ゲストとして参加していただく予定です。
TEAM阿闍梨の活動は2005年の奥武蔵レクロゲイニングからスタートしました。最初はナビゲーションの楽しさ、アウトドアでの重要性を伝えていくことが始まりでした。次にそのナビゲーションを楽しむ仲間を作り出していくことをしました。それが今年4年目になるClub阿闍梨の活動です。そしてその仲間たちが、身近にいるトップ選手を応援すること、応援したい選手を作り出すこと、また世界で戦うために日々切磋琢磨している若い選手をサポートすることが、次の活動と考えています。これが今回の尾崎選手のサポートです。選手個人の努力は計り知れないものがあり、時に厳しいものがあります。そのような時、周囲の応援は力になるに違いありません。リーダー村越をはじめとしたチームメンバーも世界で戦ってきて、どれだけ励みになったか身をもって知っています。
資金面サポートは、今までTEAM阿闍梨がイベント開催や携わった事業の収益から出されます。多くのみなさんに参加していただいたイベントの参加費も一部含まれています。よって尾崎選手はみなさんのサポート選手でもあるのです。
まずは今週末3/20(日)、愛知県岡崎市で開催される全日本選手権が開催。連覇を狙って尾崎選手が出場します。
小泉も出場しライバルとなるレース、どのような戦いになるでしょうか。
尾崎 弘和(おさきひろかず)
1991年生まれ 千葉県出身 所属 トータス
中学よりオリエンテーリングを始める。世界の舞台で戦うため、オリエンテーリングの本場であり強国の北欧スウェーデンに留学もしている。現在、早稲田大学在学。
目標
オリエンテーリング世界選手権でアジア歴代最高位をめざす。質の高い選手が揃うヨーロッパの国際大会や、強豪国でのトレーニングキャンプ参加などで経験を重ね、アジア選手の壁であった世界選手権20位以内を実現する。同時に国内外でオリエンテーリングの認知度を高めるための取り組みを行う。
国際
2013-15年 世界選手権日本代表
2012,14年 世界学生選手権(ユニバーシアード)日本代表
2010年 ジュニア世界選手権日本代表
国内
2015年 全日本選手権スプリントディスタンス 優勝
2015年 全日本選手権ロングディスタンス 優勝
2013年 日本学生選手権ロングディスタンス 優勝
いよいよ明日はClub阿闍梨の帝王&女王が決定!
2015年から始まった2回目となるClub阿闍梨の会内杯は2つのレースでチャンピオンが決まります。対象レースは、1月の奥武蔵マウンテンオリエンテーリングと、明日2/14千葉県山武市で開催される早大OCオリエンテーリング大会。総勢30名あまり、みんな同じクラスに出場し争います。順位合計の少ない人、同位の場合は2戦の合計タイムが少ない人が上位というルール。そして1年間Club阿闍梨の帝王、女王として君臨するのです。
いったいだれがCUPを手にするのでしょうか?
なお、明日のオリエンテーリング大会は当日参加が可能です。Club阿闍梨の面々はクラス”5”にエントリーしています。お時間ある方、ナビゲーション練習にどうぞ。
http://36thoccomp.wix.com/
Club阿闍梨はTEAM阿闍梨のチャレンジ!ナビゲーションに参加した人たちで作られたクラブです。部活動として練習会、大会参加などし、親睦とナビゲーションのブラッシュアップをはかっています。
4/24(日)チャレンジナビゲーションイベント in 茶の里いるまオリエンテーリング大会 のお知らせです。
東京都青梅市周辺にて。より長い距離でナビゲーションの練習をたっぷりしたい人、今年のOMM JAPAN出場を目指している人たちのクラスとコースを用意しています。ソロでもチームでもOK。
事前レクチャー、振り返り、コース監修を田島が担当します。
柳下はFull Distanceクラスを招待選手として走ります。タイムやルートを検討することができるでしょう。
大会ウェブサイト *お問い合わせは主催クラブへお願いします
http://www.orienteering.com/~iruma/
(サイトは1つなので対象の要綱を間違えないようにお願いします)
小泉、大会運営の合間を縫って、10/31(日)、長野県松本市信州スカイパーク やまびこドームで開催されたオリエンテーリング日本選手権(スプリントディスタンス)へ出場。6位入賞しました。(写真:上林氏より)
大会ウェブサイト
http://www.tortoise.jp/jsoc2015/
選手、運営者として両立は難しいながらも、一線で活躍しています。
次は今週末開催の OMM JAPAN2015のコースプランナーとして大会運営します。
小泉のブログ;追ってレポート掲載予定
http://koi.o-support.net/
今週末10/24-25はイギリス本国にて THE OMMが、イングランドとスコットランドの境界エリア、Tweedsumuirで開催。約2000人もの参加者が予定される。
https://www.theomm.com/events/the-omm-2015/
TEAM阿闍梨からは昨年に引き続いて村越と田島が出場。悔しくもDSQ(失格)となった昨年から今回はクラスを1つ下げ、ストレートBクラスに出場。2日間で約55㎞/up2750m、完走を目指す。
さらに柳下が昨年OMM JAPAN 2014 ストレートクラスにで準優勝、今年トルデジアンにも出場した山田とコンビを組み、ストレートのエリートクラスに出場。2日間で約80㎞/up4000m。日本のトップ1,2が世界でどこまで食い込めるかチャレンジする。
THE OMMはOriginal Mountain Marathonの略で、アウトドアブランドメーカー名前そのものでもある。今年47回目と伝統ある大会。食料と水、テントなど全て自分で持ちながら、2日間にわたってナビゲーションレースを続ける。
オリエンテーリングでは世界レベルのナビゲーションスキルを持つメンバーだが、昨年はエンデューロ、そして10月末の過酷なイギリスの環境が村越と田島を苦しめた。今年はどのような展開が待っているのだろうか。
田島と村越はOMM JAPAN2015では競技責任者、安全管理パートを担当。UK現地でもレース後視察を予定している。田島は一足早く10/20(火)に現地に赴き、村越とは10/22(木)に合流。その後レース前日に現地入りする柳下・山田の2人を空港でピックアップしヘッドクウォーター(イベントセンター)へ向かう。
昨年よりさらに過酷な環境と言われている今年、レース展開に注目したい。
福西がUTMB® (Ultra-Trail du Mont-Blanc®)出場のためフランスに向けて出国した。
カテゴリーはTDSで119km、獲得標高7,250m、制限時間は33時間で1,600人の参加者が走る。
コース上は標高2500mの山々が連なり、最高標高はCol Chavannes (2603m)。
スタートはフランス時間で8/26(水)6:00、日本時間は8/26(水)13:00。
福西は今年のメインレースとしてこのレースに向けて準備をし、着実に力をつけてきた。
”めいっぱい楽しんでくる”とのこと。
福西のビブナンバーは8067。オンタイムでレースを追うことができる予定だ。
UTMBは過去柳下、松本が出場し無事完走、村越が視察へ訪ねたことがある。
いい走りを、無事のフィニッシュを願いたい。
オフィシャルウェブ
http://www.ultratrailmb.com/en/
TEAM阿闍梨ではこの2年で開催した主催イベントから、参加者のみなさまからいただいた参加費、フリーマーケット収益の一部を含め、20万円を日本オリエンテーリング協会のナビゲーション・インストラクター制度の整備などの目的寄附金として寄付することにいたしました。
優秀な指導者の育成に、またナビゲーションスキルを持つ人が増え、アウトドアフィールド、ナビゲーションスポーツで役に立ちますように。
事後連絡となりましたが、みなさまのご協力ありがとうございました。
今後とも同様に継続していく予定です。引き続きよろしくお願いいたします。
JOA寄附金サイト
http://www.orienteering.or.jp/joa/kifu.php
イギリスで47年にわたり開催されてきた OMM(オリジナルマウンテンマラソン)。2日間のキャンプを伴うマウンテンオリエンテーリングだ。10月末にはイギリスのトップレースにリーダー村越と田島が参加してきた。そして11月29、30日と日本にて初開催、静岡県東伊豆町を舞台に約600名もの参加者がナビゲーションをしながらレースに臨んだ。
柳下&市岡チームはストレート(オリエンテーリングでいうポイントオリエンテーリング)の部で総合優勝。柳下によるルート解説とルート図を掲載。
http://www.teamajari.com/topics/ommjapan2014/
なお、競技運営は日本オリエンテーリング協会が受け持ち、オリエンテーリング界からプロフェッショナル達が集められ、計測、山岳、競技部隊が集結。コースプランナーは小泉、競技責任者に田島、山岳チーフは小泉が務めた。
【チャレンジ!ナビゲーション:阿闍梨CUP】
12/20(土)日高かわせみロゲイニング4時間
先日のOMMジャパンレース ストレート部門で総合優勝した柳下がコースディレクター。地元に住む柳下がどのようなコース設定にするのでしょうか。12/7と締め切りが近くなってきました。
http://www.teamajari.com/event/20141220/
2015年最初のイベント、1/10(土)は同じフィールド、日和田山周辺にてポイントオリエンテーリング(順番にコントロールをチェックしていきます)。経験者からビギナーまでのコースを福西がコースプランナーで用意し、山の中をガサガサ時には藪コギができる設定となっています。いきなり1人だと不安、レース形式はちょっと、、という人のために、簡単な講習を兼ねたクラスを設定できるか検討中です。こちらの締切りは12/20まで。
9月、カザフスタンのオリエンテーリングアジア選手権に出場し、ロングディスタンスで銀メダルを獲得した小泉のレポートその1~3です。惜しくも連覇となりませんでしたが、コースディレクター、講師などで大忙しにもかかわらず選手として世界で闘っています。
AcOC2014手記より その1
http://koi.o-support.net/2014/10/acoc2014-13b2.html
AcOC2014手記より その2
http://koi.o-support.net/2014/10/acoc2014-7cc3.html
AcOC2014手記より その3
http://koi.o-support.net/2014/10/acoc2014-381c.html
小泉はオリエンテーリングのカザフスタンで開催されるアジア選手権出場のため、本日出国。現地で調整し16日からのレースにのぞむ。
現アジアロングチャンピオンである小泉は連覇を狙う。アジアの中ではライバルの中国をはじめ、日本国内のチームメイトたちもライバルとなるだろう。
大会ウェブサイトはオンラインのは更新されないかもしれないがこちらから。
http://www.orienteering.lik.kz/
スケジュールは以下の通り
16日 開会式・スプリント
17日 ロング・ディスタンス
19日 ミドル・ディスタンス
20日 リレー(国別対抗)
21日 スプリントリレー(国別対抗男女混合リレー)・閉会式
小泉の意気込みはブログより。応援しよう!
http://koi.o-support.net/2014/09/4-in-1638.html
(写真)
Club阿闍梨の夏合宿でレース調整する小泉小泉と同じクラブメイトの長縄選手も同じく出場。
アメリカでのロゲイニング世界選手権から10日以上経ち、やっとリザルトが確定し発表された。リーダー村越&田島は前回より3つ順位を上げベテランミックスで7位。総合38位(180チーム中)、ミックス総合では11位となった。上位3チームは総合でも3,5,7位と強豪、それ以降は僅差。
総合優勝チームは4040点、ミックスベテラン優勝チームは3550点、村越らは2310点。
リザルト(PDF)
http://peakassurance.net/Results_files/12WRC2014%20Provisional%20Results.pdf
各チームのスプリットタイム
http://peakassurance.net/Results_files/12WRC2014_Splits.pdf
万全な状況ではなかったものの今ある力を出せた結果。みなさまの応援、サポートありがとうございました。報告会は11/7(土)朝霧ロゲイニング前日に、朝野外活動センターにて行う予定。
村越のレポート:24時間ロゲイニングのヒント:2014世界選手権に出場して
ナビゲーションのスキルアップ、ロゲイニングの世界選手権に出場を目標にするなら必見
田島のレポートは後日。
ーー
リザルト抜粋
総合優勝 Estonian ACE Adventure Team 4040点
ミックスベテラン(40歳以上男女混合)
1 Kadarbiku Kanged(EST) 3350
2 Quinn Baldwin(AUS) 3410
3 eco baltia / cesis.lv(LAT) 3310
5 Elfi(LAT) 2510
7 Team Ajari(村越/田島JPN) 2310 ミックス総合11位、総合38位
男子オープン
41 Cromagnons(岡部/米田) 1860
70 Monmon Club(茂木/海老) 1220
ミックス総合
60 Green Triangle(田辺/鈴木/神石) 1240
アメリカで開催される第12回ロゲイニング世界選手権にリーダー村越と田島が出場、本日出国する。スタートは8/16(土)12:00、フィニッシュ制限時間は8/17(日)12:00と24時間の競技時間。
大会ウェブサイト:http://peakassurance.net/12WRC_2014.html
出場者はおよそ450人、200チーム、うち2人が出場するクラス:”ミックスベテラン"は約30チームがエントリーと前回チェコの半分以下。前回10位だった村越らは上位を目指す。
日本からは4チームが出場、すでに現地に到着しているとのこと。
2人は木曜レスト、金曜モデルイベントで現地と地図表記の対応、確認をし翌日レースにのぞむ。
レースが開催されるエリアはサウス・ダコタ州のブラックヒルズ山域、先住民スー族の聖なる土地と言われているエリアだ。競技エリアは最高標高が約1900m、スタート・フィニッシュエリアはは標高約1200m。またマウンテンライオン(ピューマ),バッファロー、ガラガラ蛇が生息しているとも。オープンエリアが多く見受けられるが植生は夏のせいで背丈ほどの藪もあり肌をきちんと保護するようにとのアナウンスがでている。
国内ではほとんどチーム参加していない村越と田島だが、世界でどこまで戦うのか注目しよう。
(写真:2012年8月ロゲイニング世界選手権inチェコ、村越と田島。23時間40分フィニッシュ。移動距離は約100km)
大人気のイベント、オリエンテーリングin朝霧/朝霧ロゲイニングが今年も静岡県朝霧高原にて開催。
例年より日程が早まって11/8(土)-9(日)となった。本日よりエントリーが開始されている。
競技ディレクターは小泉、全体を取り仕切るのはリーダー村越。田島は1日目の地図読み講習の講師を務め、交流会ではプロアドベンチャーレーサーの田中正人氏と一緒に会を進める。
本格的な富士の森でのナビゲーション、ロゲイニングは日本でもほんの少ししかなく、とりわけ朝霧はその本物のロゲイニングを味わえる。これからアドベンチャーレースをやりたい、参加する人、11月末のOMMジャパンレースに参加する人などにとっても、より実践的な練習、準備、レースをすることができるだろう。
#OMMジャパンレース対策講習を開催することにしました。
イベントウェブサイト:オリエンテーリングin朝霧/朝霧ロゲイニング2014
今年は雨に降られず広大な霧ヶ峰を見ながらの5時間、3時間のロゲイニング。
男女混合は柳下がUTMF2014女子総合13位の福田選手と組み、大差を付けて優勝。総合でも2位。
田島はClub阿闍梨の田村選手と組み、体調不良に苦しみながらも女子クラスで優勝。
去年田島と組んで初ロゲイニングだった(混合3位)福西は、男子クラスで大学時代の後輩と組み準優勝。
小泉は3時間の部で総合優勝。9月のアジア選手権に向けてよいトレーニングができたようだ。
そしてリーダー村越は、忙しい合間を縫って急遽参加。シニアクラスで優勝した。
TEAM阿闍梨大活躍な週末。Club阿闍梨からも10数名が参加しクラブウェアがとても目立っていた。
柳下のレポートその1
http://yagid.tea-nifty.com/yagi_trail/2014/07/post-29cc.html
小泉のレポート
http://tokiwa.air-nifty.com/controls/2014/07/2014-d839.html
田島のレポート
ここしばらくメンバーはアドベンチャーレースに参戦していないが、加入して1年になる福西がアドベンチャーレースに初挑戦した。エクストレモ主催のエクストリームシリーズ2014奥多摩大会に参戦、Club阿闍梨で知り合った迫田さんと2人チームを組み、初挑戦ながら2位となった。
オリエンテーリングの地図に慣れ親しんでいると、国土地理院の1:25000の地図読みは最初は難しいかもしれないが、地形の表現の仕方、情報の取捨選択のコツをつかめばすぐに対応することができるだろう。今後が楽しみである。
富士山の周辺をぐるり1周する160kmのトレイルランレース。3年連続出場の柳下が28時間かけて今年も完走した。
練習では好調そうだったが本番はだいぶ苦労したようだ。それでも28時間できっちり完走しているところが柳下の強さの1つとも言える。
なお、リーダー村越は大会実行委員として小泉は地図作成、コース管理等の事前スタッフとして大会を支えた。またClub阿闍梨からも数名が選手として、スイーパーとして関わった。UTMFも認知度が上がり大きくなればなるほど様々な問題が出てきている。これからこのレースが継続されていくか今が正念場かもしれない。
2013年度のオリエンテーリング日本選手権ロングディスタンスが長野県菅平高原で開催、小泉が準優勝、銀メダルを獲得した。
男子選手の中では”ベテラン”と呼ばれるようになった小泉、2009年には1度日本チャンピオン(兼アジアチャンピオン)に輝いている。今期はミドル、スプリントともに準優勝し、ロングディスタンスでは優勝が期待されていたが、ディフェンディングチャンピオンの結城(トータス)に1分24秒及ばず全ての種目で準優勝となり悔しい思いをしたようだ。そんな小泉のレポートはこちらから。
http://tokiwa.air-nifty.com/controls/2014/05/2014-5261.html
この結果により小泉は9月にカザフスタンで開催されるアジア選手権に日本代表選手として選出、現アジアチャンピオンとして連覇を目指す。
全日本大会オフィシャルサイト http://www.orienteering.com/joc2014/index.html
写真提供:上林氏(http://orienphoto.main.jp/index.html)
本日4/21発売のMark02号、2月にチャレンジ!ナビゲーションで開催した東京での城南地形萌えランの様子は2ページ、リーダー村越監修の『地図を読む』が6ページにわたって掲載されている。ご覧ください。
10月のハセツネカップの前哨戦、ハセツネ30kに柳下が5年ぶりに出場した。
UTMFへ向けてのコンディション確認にもなったようだ。また古くからオリエンテーリングやハセツネカップのチームメイトである円山とは最後までデットヒート。いつでもよいライバルである。
また福西も3時間41分、総合144位でフィニッシュした。
リーダー村越が代表を務めるNPO法人M-nop主催の駿府ロゲイニングが、村越が校長を併任する付属小学校を会場にして開催された。静岡市内の見どころあるたくさんのチェックポイントを2時間たっぷり満喫。付属小のこどもたちを含め200人がロゲイニングを楽しんだ。
久しぶりの国内レースとなる田島は招待選手として出場。参加者たちと交流をしながらも2時間市内を走り回り、女子ダントツで優勝した。Club阿闍梨のスミレさんは3位入賞。
競技終了後は小和田哲男先生(静岡大学名誉教授、2014年NHK大河ドラマ時代考証)の講演で静岡の歴史を学ぶことができ、ロゲイニングとともにより知識が深まった。
ウェブサイトでは田島が回ったルート地図を見ることができる。
駿府ロゲイニングは来年も開催を予定しているとのこと。
2014年度日本オリエンゲーリング協会が主催するナビゲーションゲームズの初戦、松本ロゲイニング2014spring stageが3/29に開催された。競技運営の中心は霧ヶ峰ロゲイニング他、大きな大会でも円滑に運営を進める木村氏が担当、行政始め街ぐるみの素晴らしいイベントとなった。
柳下と小泉が4度目のチームを組みTEAM阿闍梨で出場。男子クラスで優勝、総合でも優勝。
今回の松本ロゲイニングでは5時間、電車も利用可というルールでおこなわれた。
ルート図などは2人のレポートから見ることができる。トップチームがどのような戦略でどうレースを展開していったか、参考になるだろう。
2回目のチャレンジ!ナビゲーションはトレイルランナーのナビゲーションとリスクマネジメント、無事終了しました。今回はシリーズの主担当である田島とトレイルランでも活躍する柳下が加わりました。
午前中は読図の基本のおさらい、地図から読み取るリスク、目的地に向かうための事前のプランなどを屋内で学び、午後は実際にトレイルを走り、5つのグループに分かれて実践。
最後は振り返りを始め、柳下が自分で新しいコースを作る、選ぶポイントなどを話しました。
自然の中で楽しく安全に走るために持っておきたいナビゲーションスキル、今後も開催予定です。
当日の写真はこちらから
練習会の翌日、埼玉県小川町で埼玉県協会によるクラブ対抗リレーが開催された。Club阿闍梨からはなんと3チームエントリーし、リレー形式のオリエンテーリングに初挑戦。オリエンテーリングのレースそのものが初めてというメンバーも。コース設定がとても厳しくまだ経験が少ないメンバーは苦労したが、それでも怪我もなく無事に帰還。さらにスキルを上げて挑戦したい、との声もあがった。
今回のコースのおさらい練習会を5/17(土)に実施予定。
なお、個人参加した福西は優勝。田島、柳下は所属しているオリエンテーリングクラブみちの会で出走、田島は女子クラスで3位、柳下は4位となった。
大会ウェブサイト: 埼玉クラブ対抗リレー
リーダー村越が、「月刊経団連 5月号」にナヴィゲーションの勧めというオリエンテーリングとそのスキルの紹介を書いた。3月に参戦した伊豆大島ロゲイニングの話から、蜂ーハヤブサ、エイミングオフのことまで。
フォトロゲイニングNIPPONの記事と一緒に、奥武蔵レクロゲイニング2013の記事が1ページ掲載されています。大会の様子の写真、ロゲイニングのルールなどについて丁寧に説明されています。競技ディレクター田島のコメントも。
http://www.monoshop.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=3710
田島が地元のFMラジオ、FM NACK5(79.5Mhz)の番組収録をしてきました。地元に全日本チャンピオンがいる!とのことから、オリエンテーリングの魅力について語ってきました。そこから地図の読み方やロゲイニングのことまで話が広がりました。オンエアの時間は下記の通りです。
『やって楽しい、見て楽しい、知って楽しい』をテーマに女性のためのスポーツ情報を紹介していく福島 和可菜さんの番組、『JO-SPO』。
5/6(月)-5/9(木)10:10-10:20
http://www.nack5.co.jp/program_1067.shtml?date=2013-04-22
4回にわたっての登場。お時間ある方はぜひどうぞ。
プロモーションの一環として日本オリエンテーリング協会がすすめるNavigation Games のロゲイニングには参加している村越と田島だが、TREKNAO主宰でもある伊藤の呼びかけでフォトロゲイニングNIPPON熱海大会へ招待チームとして出場することが決定した。
熱海大会は5時間のロゲイニング、交通公共機関を使ってよいとのこと。
他、一般参加で強豪チームの参戦があるとのことだが2人はどのように作戦を立てレースを進めるのだろうか。
熱海大会の申し込み締め切りは5/6まで。
http://photorogaining.jp/2013atami/
2人とも多忙のため、なかなかスケジュールが合わずチーム参戦が難しいが、今年は、7/7霧ヶ峰(長野)、6/15EVERNEW岩岳(長野) 12/ みろく(香川)を予定している。いずれもNavigation Gamesのランキング指定大会。
昨年に引き続き、長野県白馬村岩岳地区にて、Everner岩岳ロゲイニングが開催される。今回はビギナー向けの90分に加え、Navigation Games指定レースとなる3時間の部も作られた。すでに100人以上のエントリーがされているとのこと。
公式ウェブ
コースディレクターは今回も小泉が担当、本格的かつ楽しいコースが用意されるだろう。村越&田島、ロゲイニングの帝王と呼ばれる柳下と、トップトレイルランナーである大内選手の2チームが招待チームとして参戦予定。
小泉のブログより競技エリアの様子。素晴らしい風景が広がる。
http://tokiwa.air-nifty.com/controls/2013/05/2013-7ae6.html
翌6/16(日)はたくさんのアウトドアアクティビティが用意されている。村越によるナビゲーション関係の講習も開催予定。土曜午後は白馬のフィールドを駆け巡り、翌日日曜はのんびりアウトドアアクティビティなどを楽しむのはいかがだろうか。
今年2回目となるウルトラトレイルMt.フジ(UTMF)が4/25-28の3日間にかけて富士山周辺で開催された。フルの部、ハーフの部合わせて2000人の参加者があった。
柳下はUTMFの部161㎞に出場、途中胃腸をやられ救護室で2時間横になって休んでいたとのことだが、総合69位で28時間30分55秒でフィニッシュ。
柳下のブログより、レポート。
http://yagid.tea-nifty.com/yagi_trail/2013/05/utmf2013.html
なお、リーダー村越は環境と安全管理担当の実行委員として関わり、小泉は自身の選考会レースなどで忙しい中準備に回りスタッフとして、千葉もボランティアとして活躍した。
リーダー村越の大会に関する雑感などは下記から見ることができる。
トレイルランの世界はこれからどこに向かうのだろうか。ただ楽しむだけではなく、自然の中での自身のリスク管理、マナーについてどう進めていくのか、考えさせられる。
公式webより 環境&安全管理雑感
村越のfacebookより UTMFの装備チェックについて
2013年7月にフィンランドで開催されるオリエンテーリング世界選手権の日本代表に小泉が選出された。昨年に続き8度目の出場。
小泉はチームで最年長となる。かつて村越や田島(女子の中で)も同様な状況があったが、チームの柱として、エースとして活躍してほしい。
本線まであと67日と迫る。小泉の出場種目は追ってお知らせします。
4月より新メンバーとして福西が加入しました。福西は新社会人になったばかりの20代のフレッシュマン!大学時代はオリエンテーリング部に所属し、リーダー村越の後輩にあたります。オリエンテーリングに限らずフルマラソンや2012年はハセツネカップにも挑戦しました。
TEAM阿闍梨に新しい風を吹き込んでくれるでしょう。
福西のレースは5/26(日)の野辺山ウルトラマラソン、TEAM阿闍梨としての初の活動は6/29(土)のOSJロゲイニングin鎌倉に、柳下とともにスタッフとしてデビューします。
ウェブショップ機能とTRIMTEXのチームウェアデザインのページを新しいサイトに移動しました。 引き続きよろしくお願いいたします。
地図読みに興味がある、基本ができてきたから山のフィールドでより正確な地図で試してみたい!オリエンテーリングの大会に出てみたいという人たちは結構いますよね。でも参加するのに仲間がいなくてちょっと不安、1人で参加は躊躇する、、という人たちもいるかと思います。
4/14(日)は埼玉県毛呂山町で入間市オリエンテーリングクラブ主催の”茶の里いるま大会”が開催されます。この大会はクラス分けが初心者から上級者まで分かれていますので、参加しやすくなっています。
この大会に田島が参加しますので、1人で参加する人、初めて参加する人などいらっしゃいましたら、O-Ajariの販売スペースまでお訪ねください。そこでわからないこと、不安なことなどお話しできますのでお気軽にどうぞ。競技後は反省会などもできますね。
大会ウェブサイトはこちらから。事前申し込みは終わっていますが、当日参加が可能です。
あいにくの天気、寒さにも関わらず、参加者420人、スタッフ30人、合計450人ものが奥武蔵のフィールドを駆け巡りました。大きなトラブルもなく無事終了しました。
このロゲイニングは2005年12月に日高市巾着田にて約100人からスタートしました。毎年の開催ではありませんでしたが、メンバーが時間の許す限り準備し開催すること今回で6回目。昨年に続き地元とタッグを組んで、実行委員会開催とし、TEAM阿闍梨は運営協力としました。
レクロゲイニングのコンセプトである、ナビゲーションスポーツの入り口になるような気軽なイベントを、、、としたこのイベントは7年の間大きな役割と普及活動に貢献してきたと自負しています。またこの数年は同じようなイベントも増えてきています。奥武蔵の大人気ぶりは嬉しい限りですが、そろそろ私たちは次のステップについて考える時が来ているのでないかと思います。
とにもかくにも参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました!
2012年度の日本学生オリエンテーリング選手権(インカレ)のミドルディスタンスで優勝、またシニアのオリエンテーリング日本選手権で優勝し、2つのタイトルを獲得した結城選手(東大OLK)にINOV8のX-TALON212を進呈しました。
いくつかのシューズのうちためし履きをしていただいたのですが、X-TALON212がしっくりくるとのこと、”他の人たちがINOV8がいいというのがわかりました”とのコメント。後日インプレッションを掲載予定です。
結城選手は7月にフィンランドにて開催されるオリエンテーリング世界選手権に日本代表選手として出場予定。小泉とはチームメイトとなります。
ますますのご活躍を!
奥武蔵レクロゲイニング2013が3/31(日)に開催されますが、その前日3/30に飯能市周辺で地図読みの講習を開催します。
ロゲイニングを始めとしたアウトドアフィールドで必要な読図の知識を学び、午後は実際にフィールドに出て実践します。中級レベルは基本の机上講習をスキップし、実践重視の講習となります。また最後はロゲイニングのノウハウも
メイン講師は田島が務め(当初の村越から変更)、ロゲイニングの帝王と呼ばれる柳下がロゲイニングのノウハウを伝授。
定員まで5名ほどまだ空きがありますので、この機会をご利用ください。
詳細はこちらから。
今週末3/24(日)はオリエンテーリングの全日本大会、エリートクラスはロングディスタンスの日本選手権として全日本チャンピオンを決める大会が、福井県で開催される。TEAM阿闍梨からは現女子チャンピオンの田島、ミドルチャンピオンの小泉、2012年世界選手権日本代表の柳下が選手権クラスに、女子上級者クラスには千葉がエントリー。リーダー村越は国際オリエンテーリング連盟のアドバイザーとして運営に関わる。
ミドル・ショートディスタンスは数年前に開催がスタートしたばかりだがクラッシックディスタンス(現在のロングディスタンス)として今年39回目を迎える全日本大会は、伝統ある、トップ選手なら一度はチャンピオンになりたい大会だ。
TAC杉山は村越が優勝する前にチャンピオンになっている。リーダー村越はこれまで22回の優勝を飾り、うち15回連続優勝という偉業を成し遂げている。小泉は2010年にアジアチャンピオンを兼ねて日本チャンピオンになった。田島は昨年2012年に初めてタイトルを獲得、今回連覇が期待される。柳下の過去最高順位は2位。
また本大会はワールドランキングイベントとなっており、国際大会指定イベントの1つで世界ランキングがつく。それをコントロールしているのがアドバイザーのかつてのチャンピオン、リーダー村越でもある。
阿闍梨メンバーはオリエンテーリングだけでなく、様々なアウトドアスポーツやナビゲーション関連のイベントに携わっているが、本職のオリエンテーリングレースでの活躍が期待される。
大会webはこちらから
http://www.orienteering.or.jp/joc/2013/
オリエンテーリングに適したinov8のシューズを紹介している私たちですが、本日から3/24までセールを実施します。村越、小泉、柳下、昨年度日本学生オリエンテーリング選手権ミドルディスタンスチャンピオンの細淵、芦澤両選手からのシューズの履き心地のコメントもいただいています。
一部については返品不可、在庫のみ販売となります。詳細はこちらからご覧ください。
http://www.teamajari.com/o-ajari/shoues/
3年ぶりに村越&田島でチームを組んで沖縄の名護で開催された4時間のロゲイニングに参加してきました。名護での大会はすでに5回目を迎えます。ホールアース自然学校/がじゅまる自然学校が立ち上げたイベントに、田島がインストラクターとして関わったのが始まりで交流が続いています。
全43チーム、約130名、9割はファミリーの参加ととてもアットホームな大会。競技中に行きかう人たちや地元の方々と挨拶をし、触れ合えるのが街のロゲイニングの魅力の1つ。名護のフィールドを、海から山まで大満喫しました。
パーフェクトを狙った2人でしたが、1000点中2か所を回りきれず、約38㎞。これには主催者も一安心したようでした。
旅行を兼ねて南の島で地図を片手に走る時間もいいですね!
イベントのリザルト
1/19(土)、埼玉県和光樹林公園にて、オリエンテーリングをやってみたい人たちを対象にミニ講習会を開きました。開催直前2週間前の急な告知にも関わらずこども3人を含めた11名の参加がありました。
雪が残る公園内で、オリエンテーリング特有の地図の表現や地図記号、お約束である縮尺や等高線間隔、整置、コンパス直進のやり方、実践、最後は1人でチャレンジ!オリエンテーリング。2時間はあっという間でした。
きちんと整置ができて進んでいると、地図に書かれているものが目の前に出てくる、これは面白い、コンパス直進のやり方をきちんと学ぶことができたのは初めてという参加者。コンパス直進のやりかたはよくわからないけど、フラグをいざ見つけるとなると整置と感覚だけで、大人たちより速く行ってしまう子供たち。それぞれが楽しそうでした。
今回は関東パークオリエンテーリングツアーとのコラボでの開催。地図とフラグはその大会で使うものを使用させていただきました。彼らの協力があったからこそ、コンパクトながらも中身濃い講習内容が実現できました。オリエンテーリングの普及や楽しさを伝えるために、このようなコラボイベントを開催するのは1つのモデルになるのではないでしょうか。
一通り学んだ参加者は、後半はそのパークオリエンテーリング大会へ参加し、さらに楽しんだようです。
TEAM阿闍梨では年間プログラムを組んで今回のようなオリエンテーリングに興味ある人たちを対象に講習を行う予定です。最終的にビッグイベントにみんなで参加するのが目標。詳細が決まりましたらまたお知らせします。
2005年にスタートした奥武蔵レクロゲイニングは今回で6回目を迎えます。
会場を飯能市市街地南の美杉台小学校に移しての開催。
過去4回主催大会としていましたが、昨年に続きTEAM阿闍梨は競技面での全面的な運営陣として実行委員会をサポートしています。
1日目は最近は一般向けの読図講習が貴重である、リーダー村越を講師に迎えて読図講習を開催。2日目は3/6時間のロゲイニング。奥武蔵のフィールドを楽しめるようにバス、電車が利用可、チェックポイントでは指定されたアングルとポーズを写真に撮ってくることで通過証明とします。
本日よりエントリーが開始されました。人気のイベント、参加を考えていらっしゃる方はお早めにお申し込みください。
みなさまのお越しをお待ちしております!
ナビゲーションスポーツであるオリエンテーリングをやってみたい!という人たちを対象に、現日本チャンピオンでもある田島とスタッフ千葉とでミニ講習を開催!
この地図記号は何?国土地理院とずいぶん地図表記が違う?!そんなオリエンテーリング独特の地図記号を始め、読図の基本の整置、地図の持ち方、コンパスの使い方、プランの立て方を実践しながら学びます。 講習終了後は実践でミニレースにチャレンジ! 定員10名、お申込はお早めにどうぞ。
詳細はこちらから。