混合優勝チーム;『東龍門』のルート メモリアルロゲイン

昨年、日本の最高峰と言われる伊豆アドベンチャーレースで優勝した『東龍門』チーム。2年前の安曇野アドベンチャーレースでも優勝、TEAM阿闍梨は2位。今回もライバルチームと思ってましたが、してやられました。

リーダー村越でさえ一目置いているナビゲーターの高梨さんよりレポートが届いてるので紹介します。ちなみに3年前田島が初めて参加したアドベンチャーレースでは、高梨さんとチームを組んで出場しています。すでにそのナビゲーションスキルの高さに驚いていました。


スタートリストを見たときに、MIXクラスの参加者があまりに強力なメンバーだったので、 3位以内は厳しいかなーと思っていました。 まさか、優勝できるとは思ってもみなかったです。

この辺が、ロゲインの面白い所ですね。

 

東龍門チームのルート

今回スタート前にたてた作戦は、とりあえず90目指して西側のエリアを拾いながら南下、

 

90からは85-55-給水、50のエリアから70、80を取りに行って、最後は西側で時間調整の作戦でした。

北側の100と29-27-65のエリアは最初から捨てるつもりでした。 結果としては、ほぼ予定通りのルートになりました。

 

スタート-11-24-28

スタート直後、地図を折るのに苦労していて、道なりぐらいに思って周囲のチームを見ながら走っていて、 やっと手ごろなサイズになったところでよく地図を見ると、すでに東の沢沿いの林道にいることに気づき、 いきなり尾根を直登して、リカバリーすることに。

28への尾根下りでまたまたミスして、マッパ、さくらに先行される展開に。

さらにスタートで出遅れたA&Fにも追いつかれる。

 

75-31-60

当初は31をパスする予定だったが、標高差のある26をパスして、平坦で点数の高い31を選択することに。

この時点では、この選択の差が最後で効くとは思いもしなかったけど・・・

31から戻る途中でさくらとすれ違う。向こうは26を取っているから、すでに差をつけられている。

 

34-38-90-30

90まではA&Fと抜きつ抜かれつの展開。向こうの方が脚があるので、

道で離され、アタックで追いつくといった感じ。

90からの退出が、A&Fは南の道から、東龍門は北の沢から。

ここでちょっと差が付きました。

30までの道走りで、やっとマッパに追いつきました。

A&Fとは30往復分の差。

 

19-32-36-85-33-55

33-55で大安にパスされ、55から出てきたところで、マッパ、さくら、逆周りのRikaちゃんチームと遭遇。

ここまでは、ほとんど差が無い展開、さくらチームが一歩リードといった感じ。

 

10-15-50-17-35-37-70

流れから言って、25はパス。70に行くところで残り2時間程度。

時間的には残り1/3だが、疲れがでてきるので、実際には1/4くらいかなーと思い、

 

21をパスして、一気に80を目指すことにする。

23からゴールは20分は見ておきたい。18-16くらいは取れるかなー。

 

12-13-80-23

80で残り1時間、意外と速い。

どうやら20までは取れそうな感じ。

 

18,16,20,22,ゴール

18-16、20-22はセットで取りたいところだが、

20で残り何分ならば22を取りに行くかを話しながら走る。

20で25分前なら行くと決定。20到着は23分前だったが、16-20の走りから行けると踏んで強行。

最後の直登をへろへろになって登り、22を取って15分前。

最後までなんとか走って、5分前にゴール1119点でした。

風呂敷マップは、最初の一時間くらいでは、握力が最後まで持つか心配でしたが、

最後にはこなれて、やわらかくなりました。

 

終わってみれば、2位とは4点差!

26,31の選択を逆にしていたら、1点差で負けているところでした。危なかったー!

3位のランニング・ハイはあまり見かけなかったけど、どんなルートだったのかなー?

 

A&Fは、後半65,100を回る作戦だったが、結局回りきれなかったみたい。

 

全体の2/3程度しか取れないくらいの脚力のチームにとっては、

どう回るかよりも、どれを捨てるかが重要な作戦になるみたい。

1つのポイントの点数よりも、30分とか1時間の流れで取れるエリアの合計点で考えるようにしています。

 

今回は、ポイントの位置は比較的簡単だったようなので、 次回は、穴や岩、小さな沢の中など、難しいポイントも1/3くらい入れて欲しいですねー。 特大O-MAPでのロゲイン、すごく楽しかったです。

ぜひぜひ来年も開催してください。