田島の里山アドベンチャーその2

>> うーむ。俺ってどうしようもない困った人みたいじゃん!

と田島のレポート1を読んだ村越よりクレームついたが?、そんなことないですよ。お茶目です。


CP12から13へ向かう途中、後ろからざざざーと崖を降りてくるターザンが。やはり後ろから聞こえてきた声は彼らだった。

『俺らみたいに間違えるなよ!』とTac杉山が声をかけてくる。

『はははー、もっと遠くまでいっちゃったかと思ったのにー』と田島が切り返す。

CP13のMTBへのトランジットも先行。

Tacらもすぐきて『オレらの荷物じゃない!』と吠えていた。もっと吠えてカッカしろーと思いながら出発。

ロードをMTBでCP14のカヌートランジット(兼MTBランジット、兼ゴール)まで20分ほど。ここは宮林が先頭に立ち引っ張る。村越は風を避けることが出きてSPDでなくても十分についていける。途中田島があちこち足がつってペースダウン。でも無理やり見える範囲で後ろからついていく。サイクルクラブ3UPメンバーが自転車に乗りながら足つってつらいーと言ってたのを身をもって実感。

のぼりは宮林が背中を押してくれた。ありがとうございます。

 

CP14トランジット到着。やっとコーラーにありつける!潤いながら準備をしていた。

ウェットは着なくていいというのをターザンが来てから知らされややもたつく。

カヌーセクションへはターザンが先行。彼らは経験者だがこちらはほとんど初心者。村越のみ授業でもやっている。

ターザンが上手いのは承知のこと。我々はできるだけ頑張る。本日ぶっつけ本番の競技その1。コーラも連れて行ってCPでぐびっとのみ潤す。

やれ座り方、漕ぎ方など慣れなかったが着実にポイントをゲット。地図のコントロール番号と実際の番号が違い戸惑うが、お構いナシにパンチ。パンチの穴をつぶさなくていいよ宮林さん、事情は説明すればいい。本当は事前にきちんとスタッフが伝言していたが良く理解していないままだった。

1時間ぐらい漕いだだろうか。上半身もボロボロ。他のチームは湖面に見えない。まだ来てないのか。

とにかくよくやったよ、、とトランジットに戻るとまだターザンは出発していなかった。

村越、『ああ、終わった。あと問題は懸垂下降だ。』

田島、『村越さん、まだまだです。これからMTBの下りだってありますから』と引き締める。

もう1回みんなでコーラを飲んで持ち物チェックして最後のMTBセクションに出発!いよいよスキー場一気登りが待っている。しかしすごいコースですね、正人さん、宮内さん。ここまできてもさらにこれですか。。

前半の山ランで疲労たまり、カヌーで上半身にも疲労がたまり、全身筋肉痛モード。なのにCP20まではダラダラひたすら登り。

 

依然ムラコシは元気。なんだかんだいっていたけれど絶好調だ。

少し後ろで宮林が田島の背中を押してくれる。『村越さん、なんであんなに元気なの?登りは早いよねえ、もったいない。。。あとザックだね。普通の登山用だよねホラ、ハイドロチューブがブラブラしてて水飲みたいのに飲めなくてもがいているよ。』とややほほえましく思いながらも、こういうところに装備の無頓着さで無駄な時間とエネルギーとなっていると思う。次の47歳のお誕生日にはアドベンチャーレースで使える機能性ばつぐんの20-30lくらいのザックを村越にプレゼントしようと堅く誓った田島であった。

 

CP19への入り口でターザンに追いつく。わーい、でもどうしたの?どうやら難儀している模様。

その横をするする通り抜ける阿闍梨。ここからはパック。しかしまたルートが分かれるのだから面白い。

 

オープンのスキー場エリアに入ってくると取材班が待機していた。ここからピークのCP20まで斜度40度近くあるだろうか、200m近くの直登。。。。

途中から宮林が田島のバイクも一緒に押してくれた。手ぶら状態でも田島、かなりばて気味。

ターザンは道を引っ張ってから直登する模様。

一歩一歩バイクを担いで登り始めるが修行なり。

特に宮林のバイクはフルサスで重たい。

依然ムラコシは超元気。とんでもない斜面をスタスタと登っていく。

宮林、『村越さんって化け物ですね。』。

去年の北アド、今年の菅平ロゲイン、大松山を思い出す斜度。

田島遅れがち。と、20m先にいる村越が自分のバイクを置いて戻ってきて田島のバイクを運び始めた。

わー、ありがとう!しかし身軽になっても田島のペースは自転車を運んでいる2人よりも遅し。でもガッツなり。

結局自分で運んだ距離は50mぐらいだろうか。村越、宮林が3-4往復もしてくれてバイクは無事尾根上へ。

『村越さんクタクタじゃないの?』、『うん、クタクタ』といいながらもやっぱり元気。

CP20に行くとターザンも現れた。またパックだ。

 

いよいよあたりが暗くなってきた。17時を回っている。後は下るだけ、ヤッホー。

下りが怖いという村越、少し先行して進む。その後をターザン始めその他のメンバーがうわーいと気持ちよく声を上げながら下っていった。いい気分ダー。

ふと気づくと村越がいない。まずい、転倒?その間ターザンが先行し村越を待つこと3分近く。戻る?と宮林と話しているとやっとやってきた。自転車にセッティングするライトが上手くはまらず手にもって下ってくる。

 

先を急ごうとするがここでいったんリセット。手にライトを持ったままじゃ危ないからとりあえずヘッドランプ頭にして代用しましょ。私たちもヘッドランプしちゃいましょう。

その後ガタガタシングルトラックを降りてくとスタッフのたいすけさんがいた。この先シングルトラック楽しいよ!だって。スタッフお疲れ様です、ありがとうございます!

CP21に行くとまたターザンがいた。

またここからパック。暗い中のシングルトラックは怖かったが楽しい!

村越は暗くて見えないのが幸いしてか、度胸がいいのかすごいスピードで下っていった。

あと少し。舗装道路にでるとまたターザンがいた。

先行させたいのかな?先に地図読みできていた我々、宮林を先頭にして本日のラストコントロールCP23へ。

同時パンチ。ここからターザンはダッシュをかけて先にゴール。私たちはビハインド1.5分ほど。

ゴール!!よくやりましたー。お互いを健闘しあう。

 

まだトランジットにはこれからカヌー、これからMTBのチームがたくさん。頑張って!

CP7にいた重鎮さんがいつの間にかシェフになって重鎮カフェの準備中!

わーい。美味しいチャイとケーキを食べてご満悦。

どうもごちそう様でした。幸せでした。


18時半過ぎ。これなら温泉21時までギリギリ間に合いそう!

しかし、これから25キロもの道のりを自走でベースに戻るのだ。。。はぁ、苦しい。

カヌーを行った藤原ダムの上から今も頑張っている他チームを少しの間見学。

真っ暗な中ライトとケミカルライトの光が湖面にいくつも浮いて動いている。

 

がんばれーと思いながら帰路を急ぐと。。いきなり、ポロっ。なんとペダルがクランクごとはずれた。

ボルトを探すもののなし。どこでどうなったのだろうー。。仕方なく一本ペダルのまま自走。宮林が。SPDでまだよかった。。

さすがに1本足だとベースキャンプに戻るのぼりが厳しいのでふもとのセブンイレブンで田島が待機し、温泉ついでに車でピックアップしていくことになった。その間、運よく我が母なる動物さんにお会いし、1000円ゲット。

動物さん、これから山の中へ。まだまだ山の中に何チームもいるらしい。大変だ。

もらった1000円でおでんたっぷりとコーヒーをのんで満足。一般客の中、サバイバルな恰好の田島はよく目立つ。

温泉、いと嬉し。ターザンもいた。

スーパーよってセブンによってベースで夕食!

この様子、GPSを持ったまま車で移動していたため、全国1億人がインターネットでこの行動を見ていた模様。すみません、すでにゴールしてくつろぎモードでした。

今日頑張ったご褒美のビール!わーい。しかし疲れすぎてなかなか食事もビールも進まず。

隣ではあの酒好きなTac杉山が『寒くてビールなんて飲めないよ』なんて発言。ありえん。

かなり気合いが入っているね。勝ちにきているぞ。

一方、不調といっていた村越が『あー、ビールが美味しい!』と信じられない発言。

『ムラコシサンがそんなふうにいうんて久しぶりですね。』と田島、驚く。

どうやら、よほど気分がいいらしい、よかった。今回はこういうスタンスでいたからこそ着実にレースをこなすことができたかもしれないね。今回はこれで二重丸としよう。明日も同じように頑張ればよし。(しかしこのビールが明暗をわけるのか?)


田島の里山アドベンチャーその1

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