山羊のロゲ道場ー最終回!!『装備とチームの戦略』

ロゲイン道場もいよいよ大詰めとなってきました!今回は装備とチームの戦略、そして菅平の作戦についてもちょっと書いてみました。

■水と食料について

装備に関しては、アドベンチャーレースや山岳レースとあまり違いはありません。むしろシンプルなほうでしょう。食料や水の持つ量は、競技時間によって変わってきます。3時間であれば、エイドを活用すれば実力がある人なら何も持たなくてもぎりぎり何とかなりますが、6時間ともなれば、どんな選手でも水と食料は必要となるでしょう。食料は多少個人差もあるでしょうが、私の場合は1.5時間に1回のペースで補給をするようにしています。つまり6時間のレースでは3回補給ということになります。-①

9時間、12時間と競技時間が伸びても、1.5時間に1回補給というのを目安にして最低限その回数分の食料を持参するよう計画を立てます。

 

■その他の装備

取り終わったCPを地図上でチェックするためマジックペンをもっていくといいでしょう。油性の細いものがお勧めです。濡らすと書けなくなるので気をつけましょう。-② 

夜間行動がある場合、ライトが必要となります。明るく・電池の持ちが良いものがいいでしょう。CPを探すことを考えると、ヘッドライト+手持ちのライトという組み合わせがベストだと思います。

 

■補給・休憩について

補給は移動しながらできればそれに越したことはないのですが、立ち止まっての休憩が必要な場合は、単に休憩だけにしないことです。戦略の見直しをしたり、上着を着たり脱いだり、トイレにいったり、何かと兼ねるようにします。また、各自がバラバラにやっていたのでは、複数回休憩が必要になってしまいます。チーム全員が同じタイミングを休憩を取るのがベストです。気をつけたいのは、調子がいいからといって補給せずにぐいぐい行ってしまうことです。補給をおろそかにするとそのつけは必ずあとでやってきます。

 

■チーム内の役割分担

役割分担は事前にを決めておきましょう。ナビゲーションに関しては主担当をきっちりひとり決めるほうがスムーズにいくと思います。また、全体的な回り方と時間を把握している人も必要です。時間と進捗状況を見て適宜チーム内にアナウンスしていくとともに、メンバーの余力を確認しつつルートを調整していくことも必要となります。ロゲインの場合、制限時間があるため実はナビゲーションよりもこちらの担当のほうが重要なポジションにいると思います。

 

■移動速度を落とさないこと

コントロール回りは30秒程度は時間がかかるので、体力に余裕のある選手がチェックを担当するとよいでしょう。他のメンバーはそのわずかな時間を活用して、息を整えたり、エネルギー補給をします。チームとしての移動速度を落とさないことが重要になります。登りで押したり、荷物の分配もしてもいいでしょう。体力がある選手は前へ前へと行きがちですが、離れてしまっても得することないので気をつけましょう。-③

 

①1回の補給はオニギリ1個=アミノバイタルゼリー1個=カーボショッツ・パワージェル1-2個ぐらいです。それ以外にも行動中適宜水を飲んだりチョコレート等を食べたりはします。

 

②といいつつ私はロゲインではペンを持って走ったことはないです。取ったところは大体覚えられるので。。しかし24時間になったら覚えきれない気がするので持っていくと思います。

 

③多少急いでいるところを見せて発奮を促すのもひとつの作戦です。気をつけないとチーム不和のもとになり兼ねませんが。。

 

 

■菅平ロゲインの作戦

プログラムもすでに公開されていますね。現時点で考えている作戦をちょこっと公開しちゃいます。

 

・テレインプロフィールを見ると、今回は真田市街地まで入っています。最低標高は600m。R144号の下原交差点あたりまで入ってきます。 ここまで最短ルートでも20km弱あります。

・ある程度CPを取っていくことを考えると、会場から行って戻ってくると50kmぐらいになりそうです。これに牧場、根子岳方面を加えると70kmに達します。舗装道の移動も多く、かなり移動距離は長くなると考えたほうが良さそうです。

・広いエリアを先に攻めるというセオリーからすると、先にに真田市街地に行くことになるでしょう。

・市街地ならば、コンビニ・自販機があるので、スタート時の水は少なめでもいいかもしれません。また、一旦会場に戻ってくることも考慮してロード用と山用にシューズを使い分けてもいいかもしれません。

・夜間は牧場内が一番難しいと思われるので、できれば後回しにしたいところです。


道場としてはこれで最終回となります。読んでくださった皆様どうもありがとうございました。次は菅平ロゲインの報告をかければいいなと思っています。

では、今週末菅平でお会いしましょう!