バイクをこぎ始めると思ったよりチョウケイの痛みが治まっていた。
下りでこがなかったのとしばしの休憩でやや復活した模様。
これならスピードはガンガン出せないけれどオーバーナイトステージに行けるかもと、田島、村越、動物さんに告げる、。
途中ショートカットにやや失敗。でも上手くリロケート!したところに小あじゃり現る。
さらにショートカットで小あじゃりを出し抜き河原の会場へ。。。
【第3ステージ オーバーナイト】
23時ごろ。5位でチェックイン。トップはA&Dバスク。なんと1.5時間前にチェック。
ショック。コンビニで休んでいたとはいえ、そんなに遅いんだ。
走れなかったのだから仕方ない。夜のステージはこちらにアドバンテージがあるはずだと奮い立たせる。
というもののショック…ごめんなさい。でも沈んでいても仕方ないので先のことを考えよう。
とにかく寒い、寒い、寒い!!
村越号のエンジンをかけてとにかく暖かくして助手席で田島は行く気満々になってそそくさ着替え始める。
後ろでは、村越、動物さんがポイントを地図に正確に角度を測り線を引き始めルートを検討。
村越が作業をしながら、『これならまだひっくり返せる!ナビゲーションが難しいもの』といい、少し元気になる。
途中、間瀬さんチームの杉山さんがルールがよく分かっておらず聞きに来る
人のいい村越は親切に教える。
オリエンテーリングなら、レース中とてつもなく非常事態ではない限り、同じクラスのランナーに現在地を教えない。意地悪といわれようとも。それが勝負だから。
村越、今のは杉山さんだったと聞いてあせる。
田島、こそこそ着替えるのが面倒になってきた。
後ろの二人に今から上半身がばって全部脱ぎますから!と次げ、本当にガバっと脱いで着替える。
田島の美しい背中を見ていたどうかはわからず。そんなの気にしてられない。
とにかく新しい山シャツに、靴下を変え、新しい手袋、必要な荷物、補給物、水、ライトとバッテリーを確認しザックに入れて準備完了!
この間15分くらい?非常にスムーズ。
動物さんレンタカーで出発。30分ほどのドライブ。MTBは積まず。
だいぶ前にゴールしたと思われる間瀬さんチームはまだ悪戦苦闘しながら線を引いていた模様。
それを尻目に出発。これですでに4位。
オーバーナイトステージの第3関門地点は去年の会場、ほりで~湯をさらにガシガシ登った1500m地点、大平原。
カーナビ駆使。しかし遠回りの道を指示。ばかものめと人間カーナビ村越怒る?
暖かい車の中で睡魔が襲ってくる。
田島、後ろに座り足を伸ばしてマッサージしながら、トップと1.5時間離れていることに沈んでいる気持ちをどう立て直そうかとあれこれ考える。
動物さん途中からいきなり無口。運転しながら寝ている。ピンチ。
ここは元気な村越に運転させるべきだったと後悔。とにかく動物さんは寝ていないのだ。
【第3関門からいよいよオーバーナイトステージへ】
第3関門に到着。
動物さん、睡魔がマックスに達する。『3分間寝かせて』とシートを倒し1秒で寝始めた。
その間村越はすぐにチェックインし、線を引いた地図を役員に見せてチェックしてもらう。
一発OK、ほんのちょっぴり(といっても1,2mmあるかどうか)ずれているもののXP1はたぶん沢の中、2は三角点にあると思うという。役員から『さすがですね』と言われる。
(なんでも小あじゃりは3回もやり直させられた->いけません。、他のチームもそうらしい。真夜中のこの山塊に間違った線を引いて間違ったポイントをずっと探させることはさすがにできないのだろう。)
横の車はたぶん芝田さんたち?。コンビニで休んでいるときびゅーっと抜かしたチームがここだったのね?
彼らの動きまるでなし。休憩中?
3分はとっくに経ったけれど動物さん爆睡。起こすのに気が引ける。
たぶん10分ぐらい経過。村越が戻り、車の中を気にしながらもうそろそろ行く?と言う。
隣の芝田さんたちが動き始めた。
同じぐらいにスタートするのはよくないと田島思う。
気が引けるが、動物さんを起こす。こういうことは田島の役目なのだろう。
『どうぶつさーん、どうぶつさーん』なかなか目を覚まさない
何回か呼んでやっと目を覚ます、動物さん。
『もう少し寝ますか?隣のチームが準備を始めています。同じに出発するのはよくない。先に出るか後に出るか決めましょう。』
動物さん、真っ赤な目をしながら、起きる!と準備をし始めた。
いよいよナイトトレックの出発。24時ぐらい?実はこの時トップのA&Fバスクとは40分しか変わらなかったらしい。知っていたら気分的にまた違ったかもしれない。
ちょうど出発する頃、小あじゃり号が到着した。もう一台もきていた。
去年のコースのミニチュア版だと村越が言う。
最初は林道。平らなところを歩くのに膝の痛みはまだがまんできる。
たまに後ろ向きで歩く。これ、らくちん。
しかし暗くて危なくあっけなく挫折。
6枚も着込んで(1枚はダウンジャケット)いた田島、暑くて早速脱ぎ村越に持ってもらう。着すぎと言われる。
動物さん、睡魔と闘いながら進む。5m-10mくらい離れがちになる。
なんでチョウケイが痛くなったかを村越と話しながら進む、ややプンプン?
継続的なトレーニングを1.5ヶ月しないだけでそうなってしまうの?
田島、村越に『動物さんが眠そうです、少し気にしながら進んで』と言う。
田島、時々『動物さん生きてる~』と声をかける。
『寝てる~』と声が返ってくる。ピンチ?
歩きながらオーバーナイトのコースプロフィールを聞いて把握する。
2000mの尾根&ピークまで登る、upは500m?
オリエンテーリングレースよりたいしたことないアップ?と奮い立たせる。
動物さんが黒い山を指差し、あんな斜面を降りて来るんだよと言う。
う、下り。気が狂いそうな急斜面の下り。チョウケイとの戦いだ。
・・と最初からここまで辛抱強く読んでいるみなさんの中に、このチョウケイ靭帯の苦しさ、痛さをを知っている人は多いはずだ?
そうか400m登るということは400m下りさらにさらに下っていくんだよね。。
『早く進めないし、優勝は厳しいかも。でもとにかく何が何でも這ってでもゴールに行くから』
と珍しくこんなことを言う田島。ここまできたらやるしかないもんね。
林道が終わりダムの横から遡行開始。
うー、去年の遡行より進めない。笹薮もひどい。
星空がとってもきれい。
先頭を行く村越がハンディライトを使って通りやすそうなルートを見つけながら進む。
ルートファインディングについてはこのチームは早いはずだ。
田島、動きがやや鈍い。足場の悪いところを歩き、チョウケイの痛みが増してくる。
そろそろXP1、あたりをハンディライトで照らしながら小さな小川の出合まできて、そろそろあるよねと振り返るとチェックポイント発見。1時20分ぐらい?振り返ること大事なり。
順調なり。
そのまま進む。
目の前にな、なななんと滝が現れた。。
左右どっちかが通りやすいかを見定めるあじゃり。
次のポイントと歩きやすさ(等高線がこんでないのだから)を考えれば右側を通ったほうがいいと判断、
超急斜面、ヤブの中を進む。
ここら辺から時間系列めちゃくちゃか。
霜で地面キラキラ。
ヤブの斜面を無理して進むより川の中に入ってジャブジャブ行くほうが良いんじゃないかと判断。
最初は水にぬれるのがイヤだったが、そのうちやけくそでジャブジャブ進む。足先凍りそう。
渓流ソックスは片っぽしか見つからずはかなかった、片足でも履いとけばよかったと田島後悔。
だ、だ、第2の滝現る・・・
すごいヤブ&急斜面を高まきしながら。
動物さん、このヤブでハンディライトを落とす。地図は落とさずさすがなり。
このハンディライト、自転車用で10-15年前買った1500円?でもチームの中で一番明るくて重宝していた。
ピンチなりなり。
上からライトが見えてきた。
ひょっとして逆周りをしてきたトップチームのA&F?
その通り。ふぅ、万事休すか。それにしても早いなあ。
彼らの話を聞いているとあじゃりメンバーそれぞれに????の雰囲気が
田島、ねぼけているのか言っていることがよくわからない。
どうして次のチェックポイントのためにピストンで降りて車で向かうのか?なぜなぜなぜ?
さよならした後、3人で、そういうルートはないよねえ、この先下るのもなかなかしんどそう。
ひょっとして琴平神社を間違えてそっちに車で行こうとしているの?
とにかくこれでアドバンテージになるかも。トップになれるかもしれない!
足取り軽くなる。
途中村越が少し休む?というが、寒い中止まって休みたくない、ゆっくりでもいいから先に進みたいと田島が言う。
村越、ハンディライトの電池が切れて交換する
が、交換してもつかない。
このライトいまいち安定性にかけるみたい。
http://www.lumitech.co.jp/drycell/polymer/4aaled.html
やや時間が過ぎる。寒い。
田島のを使えばいいとムラコシに渡す。
ただ、田島のも村越と同じもの。電池を換えたらどうなってしまうかわからない。すでに前半のトレッキングで2時間あまり使っている。このハンディライトも電池交換してつかなくなったらあじゃりチーム、最大のピンチ!!動物さんもなくし、村越のも故障し、田島のもまたつかなくなったら??
よってボタンを押しながら(つけっぱなしでなくてそんな機能がある)ちょびちょびライトをつけて先に進む村越。
なのでペースが少しダウンする。
突然、『わああぁぁぁぁ~』という声!
田島足を滑らせちょっとしたがけで滑落!
落ちながら、まじめにやばい、足が宙に浮いて横になってるよー!と0.1秒ぐらいで本能的に思い、本能的体勢をとりながら?がけ下の水の中へ落ちた。
つベたい~。痛いー。頭割れてたらどうしよう?
動物さん、村越駆け寄る。
田島、すぐに起き上がって一瞬痛くてじっとするが、動けるか打撲した右ひざ、肩、手首が動くかチェック。
いつも感じる痛み?で特別変なところはなさそう。頭も打っていないし。
ふー、よかった。でもあちこち痛い。
今度は右ひざ打撲だー。なんかすり傷はできてそうだな。これで両足負傷しちゃった、試練なり。
沢をつめて1番を無事チェック。2時50分ぐらい?
これで引いた線はあっている。残り2つも間違っていない。
そしてそしてここから急斜面、途中まで沢の延長上に道っぽい後がありちょっと楽。しかしそれも途中で消える。。。
尾根に取り付こうとひたすら1-2mの笹薮の中を進む。泣きたくなる。
そのうちちらほら雪が積もってきた。雪…
一歩一歩進むしかないがつらい。とにかくつらい。
田島、村越と離れそうになると『村越さんどこー?』と叫ぶ。
村越はこんな斜面でもルートを切り開き右手に地図、左手にライトを持ちながら進む。
気が張って眠いどころじゃない。
田島、途中、どうしてもどうしても滑って登れなくて、10回くらいトライするけどダメでめげてしまった。
優しい動物さんが、後ろからかかとを押さえているから登りなさいと言ってくれる。
なるべく笹の上にはのらないようにとアドバイスをもらい、かき分けて進む。
ナタを振り回してバシバシきりながら進みたいぐらいー。
オリエンテーリングできるヤブなんてかわいいもんだと思う。
やっと枝尾根線上に到着。さらに主尾根を目指して進んでいくと、踏み後っぽいのがありちょっと楽になる。
なんとなく主尾根ののっぺりしたピークに到着!!!標高2100m?
やったー、でもあたり一面やっぱり笹薮。そして雪。
ポイント2のあたりはいるはずだ。やみくもに進むよりこういうときは反対の下りそうな斜面までいくことにする。
下り始そうなところまでいってもポイントなし。もうちょっと東じゃなーい?と3人で左を向くと、ポイント発見!!!!
超ピンポイントなり。さえてますの。
村越、ここで腹ペコになりおにぎりを食べる。しばらく止まる。あっという間に食べ終わる
田島、しけきったわさび味のかきぴーを食べる
動物さん、眠そう、座っている。
とにかく寒い。さっさと移動したい。
こういった補給を止まらずにささっとこなせるようになるのは今後のポイントになると思う。
次は最後のポイントを取るだけダー。ゴールを目指そう。
そしていよいよ下り。
尾根がはっきりしないので、ここはポイントからきちんとコンパスを振って方向をクリティカルにするべしと村越も動物さんもコンパスを振る。
最初ははっきりしない尾根に進む方向と体の感覚がマッチしなくて気持ち悪い。
それでも道具をきちんと使えばきちんと正しく使えるはずなのだからと我慢してコンパスが指す方向へ。
やがてそれっぽい尾根に出る。
といってもみなさん、ここは1-2mもある笹薮の中をくぐりながら進んでいるんですね。あたりは当然真っ暗。そして雪。
田島、下りつらいが笹薮のクッションで左ひざチョウケイの負担が軽くなる。でも痛いは痛い。
でもそんなこと気にしているより笹薮をかき分けるほうが大変。
ひたすらヤブこぎ・・・・
でも下りなので勢いでガシガシ進んでいく。2mものヤブの中をひたすら進む。方向を間違わないようにきちんと尾根線をたどるよう意識する。
1900m近くまで降りてきた。
明るくなってきた。
途中、ざっつちーむ(ずっとざっつチームと言ってますがNO Limits&ちょこなチーム、動物さんがざっつざっつ言うのでつい)の桜井さんに会う?今追いついたのかな?登ってくるのでどうやら逆周り!え、こんなところで。。。
少し行くと憔悴しきったざっつさんとちょこなさんが座り込んでいる。
田島、桜井さんは上にいるし、この2人は下にいるしひょっとして仲間割れ?
と、ぼけた頭で勝手にそう思い、おつかれさまです~とあたりさわりないような一言を残し、彼らのすぐ横をお尻をついてぎゃーと滑りながら下っていった。
動物さんと田島、笹薮つらいってそんなたいしたことないじゃんねーとこの時は思う。
そのうち下っていくと・・・我々が登ってきた笹薮より太くて強くて高い笹薮が現れる。
これは、、、下るのはまだいいけど、登るのはつらい。そりゃ大変です、ざっつチーム。
動物さん、『ここで2つ情報。NoLimitsに聞いたところ、まだA&Fをみてないだって。ということはトップだと思う。ここで彼らに会うということはこの下にチェックポイントがあるということだよね、尾根は合っている』
たぶんこんな感じのことを言っていたと思う。
よし、がんばる。下まで降りればなんとかなるしひょっとしたら優勝できるのかもしれない。
標高は1800mあまり、明るくなってきた。5時ごろ?
朝焼けがとってもきれい。振り返ると北アルプス、常念岳が目の前に!!
日の出を見る。とても幻想的な風景。きれい。。。
そろそろX2ポイント。相変わらず笹薮。ここら辺がなだらかな尾根の先端だなあと思うものの、笹薮と闘っていて周囲をあまり気にせずとりあえず下ってしまった。
その斜面の角度具合からやっぱり下がりすぎているかもと思い、村越と確認。
動物さんはさらに先に下って偵察。
村越がやっぱりさっきのところかもと引き返す。
田島も引き返そうとするが、この笹薮とんでもなく行く手をさえぎられる。あきらめる。
ざっつさんたちすごいなぁ、ここをのっぼったなんてと動物さんと田島、わずか20mぐらいで憔悴。
村越から『あった!』という声が。やったあ!5分近く探したか?
わーいわーいわーい、喜ぶあじゃり。
後は下るだけだ。念のため村越と動物さんでルートを確認。
『あ!あんなところにお墓!』
指さす田島。幻覚が見え始めたのか?1600m、一面の笹薮のなかに墓地があるはずない。笹薮が光の加減でそう見えるだけなのだが。。。墓地というのが恐ろしい。なんですか、その思考。
『あ!あんなところに公園!』
ありえん、ここはまだ1600m。田島、笹薮と白樺をそんな風に見てしまう、幻覚おそるべし。。。
すっかり明るくなってヘッドランプを消す。あたり一面紅葉と振り返れば常念岳といった北アルプスの山々が。
すごいー。とってもきれい。
ここまでくると優勝とかなんだとかもうそんなこと行っていられずとにかく下ってゴールを目指そうと思う。
チョウケイの痛みがひどく、動物さんがながーい杖を見つけてきて、それを使いながら下っていく。
遠く下のほうに第3関門のスペースが見えてきた。小さく車も見える。
あれだ!あそこを目指すべし。
チョウケイ痛い。
すると笹薮がなくなり、一面オープン伐採地。ここを下れば第3関門まで戻れる!
しかしその斜度最大級。これは大ピンチ。
ダンボールのきれっぱしで滑りながら降りたい気分。
普通の人でもきちんと下れないなぁという動物さん。前を行く村越さんも滑り落ちながら。
動物さんが、少しでも荷物を少なくしたほうがいいと、田島のザックを持ってくれる。
田島、短めの木の棒、杖を見つけてそれを使いながら横向きに下っていく。
動物さん、村越、その姿を見て、まるでばあさんが歩いているみたいだなあと笑う。
そして写真をとる。
うー、ひどい、必死なのに。
さて我々はゴールは、勝手に第3関門へ行く手前の『ほりで~湯』に違いないと決め付けていた。去年のレース会場、そして温泉があるからだ。CP1,2のチェックポイントにあった角度から(103,12?度?)クロスするのは第3関門のすぐ近くとだろうとは分かっていたし(まだ線を引いていなかった、下りきったところでやろとしていた)。
でも第3関門に行く途中にゴールが見えちゃうのはどうなの?と田島が言うが、セッティングしてもそれを見るのは足きりチームになるだろうからあんまり問題ないんじゃないのなどといいように考え、、3人自信満々?でさらに車でほりで~湯を目指そうとしていた。。。
とにかく下に降りなきゃ。このオープン、もうちょっと足場がきれいならお尻をついて滑ってくのに~とストレス溜まりながら踏み抜きをしないようにゆっくり下っていく1/3くだった?いや2/5などという会話をしながら。なかなか標高下がらず、かなりじれったい。
といいながらも辛抱すること30分あまり。こんなに下りで時間がかかるなんて。。。。
やっと道まで降りてきた!
とりあえずチェックインして最後のゴールを目指さなきゃと村越と動物さんが急いで走って向かう。
田島杖をつきながらとぼとぼ歩く。
そして第3関門に向かうと。。。。。
主催者が拍手をして迎える。
『ゴールです!』
よくわからないけれどやったーー!!!しかも優勝!?
と喜び、写真を取られる。
あれ?ここゴール?ほりでー湯じゃないの?3人ちょっとびっくり?
田島、よくわからんが、動物さんよりザックを受け取りじゃあ、それらしい恰好でともう一度ザックをしょってそれっぽいく。
えーと、線を引いてないんですけど。。。
これで失格と言われるのがイヤなのできちんと書いて提出しようということになる。
まだゴールじゃない?
村越、ばか丁寧にちゃんと分度器で角度を測ってまで線を引き始める。さすがこういうところが村越先生なり。
改めて地図を提出。
終わったーーーー。
3人で健闘を称える。やったー、優勝だー。
いろいろな幸運もあったけれど、頑張ってご褒美がもらえたのは嬉しい!
今回は、去年の初挑戦から動物さん師匠にタフになったところ、成長っぷりを見せてガッツ優勝!したかった。ぶっちぎりじゃなかったし助かったところはあるけれど、イコールコンディションなわけだし、達成できて嬉しい。
田島のアドベンチャー初挑戦は2年前の北アルプス山麓アドベンチャーゲーム。そのとき組んだのが動物さんと原人さんだったのだ。この時2位。2人のおかげでこんな世界があるんだと思ったけれど本業のオリエンテーリングがあって、アドベンチャーレースはあくまでもトレーニングの一環のつもりでしか捉えていなかった。
今年は気分転換も兼ねて2レースでた。そこで思ったことは、レースの性質やコンセプトによるけれど、レースの中にあるゲーム性に左右される点が大きいこと、自分たちが頑張った分、素直に結果として反映されるわけではないところが気になっていた。それはそれで全く構わない。ただそう思ってしまうのは、競技者としてオリエンテーリング競技をして世界の中で闘ってきたという環境もあるからなのかもしれない。
じゃあ、本格的で競技性の高い大会は?と言ったらもう伊豆アドしかなくなってしまう。さすがにそこまで時間や力を注ぎ込めるパワーはオリエンテーリングをしながらでは非常に難しい。他には?といえばナビゲーションなしのセルフディスカバリーだろうか。
安曇野は1つちょっとしたゲームがあるけれど、その他は基本的にタフで地図読みの基本を試せるし、オーバーナイトもあるし、チャレンジしがいのある大会なんだと去年初参加して思った。だからこそ、今年は去年のこともあるしちゃんと準備して臨みたい。それで優勝できたらアドベンチャーレースも終わりにしようと思っていたし、実際村越にはそう言っていた。
優勝という目標は達成できたけれど、今回反省するべき点も多い。(それらは後でブログへ)
当分笹薮はお腹いっぱいだけど、安曇野にはまたチャレンジしてもっと強くなって速くゴールしたい、、と思っているあたりが競技者としての端くれなのかもしれないな、なんて思った。
この2日間寒い中、また長い時間をかけて献身的に準備、運営をしてくださったスタッフの皆様に感謝します。
そしてもう若くもないながらも(こだわるわたし。)、足を引っ張った私に、あれこれ面倒を見て助けてくれたチームメンバーの動物さん、村越さんには本当に感謝しています。私にとってこのメンバーは去年を含めて最高のメンバーだったと思います。とてもリラックスしながらも頑張って前に進むことができました。
ありがとうございました!もっと強くなるからね。
反省、装備等について後日ブログへ。