今週末11/12-13にかけてADVENT Japan主催のアドベンチャーレース、ADVENTURETRIAL AZUMINO 2days 3rdが長野県安曇野地方で行われる。ノンストップでナイトステージが用意されている大会は、この大会と日本の最高峰レースと言われている伊豆アドベンチャーレースのみ。またレースの厳しさも伊豆アドベンチャーレースに次ぐともおとらないと言われている。
今回で3回目となるこの大会には、TEAM阿闍梨からは2チームが参加。
TEAM阿闍梨 村越、田中、田島
こあじゃり 柳下、松本、中島
今回のレース内容は非常にシンプルだが今までにないレギュレーションとなっている。
・会場から一斉スタートでMTBで次の会場へ
・地図が10四方に分かれてあり(メッシュになっている)、その中から10個コントロールを探し出す(1メッシュに1個のコントロールがある)。制限時間は2時間に及ぶ。フラッグを探し出したらその位置を正確に地図に記す。制限時間内に見つからなかったら2キロのランニングとペナルティ時間の追加。
・1/50000の地形図に4箇所チェックポイントがあり、その場所を全部に行く。チェックポイントに行くと、方位角度が書いておりその方向に地図へ線を引くと2箇所でポイントが交わる。それが次のチェックポイント。次にその2つに行き、同じように線を引くと1つのポイントで交わる。それがゴール。
11/12 10時スタート
11/13 13時最終ゴール
大会HP;http://www10.ocn.ne.jp/%7Eadvent/index-2.htm
移動手段は、MTBとフット。公共交通機関の使用可。チェックポイント後半のみ自家用車使用可
最初から地図にチェックポイントが書いてあるのは4箇所だけ。残りの2箇所は自分たちの引いた線が交わる場所に自ら行くのだ。たった0.5mmずれるだけでも1/50000なら大きな誤差になる。それをオールナイトで進んでいくのだ。
競技範囲は非常に広範囲に渡りレース後半には自家用車を使ってよいこととなっている。
昨年の状況からすれば、夜は標高2000m近くまで登るかもしれない。11月中旬の安曇野は真冬の気候に近い。
競技エリアの地図と最初のチェックポイントの位置を見てからチームの作戦をどうするかがポイント。また正確な角度の線を引いていくかもポイントとなるだろう。
1stチームは昨年の大会で準優勝し、また同じメンバーでレースに臨む。昨年の雪辱をとリーダー村越は燃えている(勝っても負けてもまたアドベンチャースポーツ<雑誌>には記事が載るんだろうね)。ポイントは夜寒い中、一番体脂肪が少ない村越が寒さで動けなくなってしまうかかもしれないことだろう。いや冗談抜きに。
2ndチームは今年に入ってアドベンチャーレースを始めたオリエンテーリング競技者、山岳マラソンでも活躍中の柳下に、アドベンチャーレース経験が豊富にあり、同じく山岳マラソンにも積極的に出場し、昨年オリエンテーリングクラブみちの会に入会した松本。2人のナビゲーションとアドベンチャーレース経験をお互いにフォローしあってレースを進めることになるだろうが、キーとなる3人目の女性は、なんと現役大学3年生の中島。彼女もオリエンテーリング競技をやっており、先週行われた日本学生オリエンテーリング選手権(いわゆるインカレ。カテゴリーはロングディスタンス競技)では最上学年生に混じって7位となる健闘を見せた。今後が楽しみな選手である。大学ではリーダー村越の直接の研究室に所属していることもあり、村越でさえ、『あいつはかなり変だ』と言わしめてしまう。一見おとなしくかわいらしいのだが初めてのアドベンチャーレースも物怖じせず『楽しそう!』と言っているらしい。
最初のステージも次のステージも、我々オリエンテーリング競技者にとっては有利となるかもしれない。しかし今回ある意味シンプルなレギュレーションになっている分、他の部分での注意と作戦がいることになるだろう(これは秘密)。
両チームの活躍が楽しみだ。